「はだしのゲンの世界」歌い継ぐ♪加藤登紀子さんが録音、故中沢啓治さんの歌に「広島　愛の川」

「はだしのゲンの世界」歌い継ぐ♪

加藤登紀子さんが録音、

故中沢啓治さんの歌に「広島　愛の川」

＜TOKIKO NOW＞新曲「広島愛の川」のレコーディングしました！｜加藤登紀子オフィシャルブログ「Toki…

中沢啓治作詞「広島　愛の川」-はだしのゲンをひろめる会

中沢啓治作詞「広島　愛の川」

広島原爆を描いた漫画「はだしのゲン」の故・中沢啓治さん（2012年に73歳で死去）が残した唯一の詩「広島愛の川」に、作詞作曲家の山本加津彦さんが作曲し、歌手の加藤登紀子さんが今夏から歌う継ぐことになっています。毎日新聞2014年3月2日付（PDF:410KB）

「広島愛の川」　作詞　中沢啓治／作曲　山本加津彦／歌手　加藤登紀子

１、愛を浮かべて川流れ

　　水の都の広島で

　　語ろうよ川に向って

　　怒り、悲しみ、優しさを

　　ああ、川は広島の川は

　　世界の海へ流れ行く

２、愛を育てた太田川

　　手取り駆けった川堤

　　伝えよう川に向かって

　　怒り悲しみ優しさを

　　ああ、川は広島の川は

　　世界の海へ流れ着く　

３、愛する我が子に頬ずりし

　　姿川面に写す日々

　　誓おうよ　川に向かって

　　怒り、悲しみ、優しさを

　　ああ川は広島の川は

　　世界の海へ巡り行く

東京新聞より2014年4月8日朝刊

ゲンの世界　歌い継ぐ　加藤登紀子さんが録音　故中沢啓治さんの詩　歌に

録音後に話す（右から）故中沢啓治さんの妻ミサヨさん、加藤登紀子さん、山本加津彦さん＝７日、東京都港区赤坂で

　原爆投下後の広島を描いた漫画「はだしのゲン」で知られる故中沢啓治さん

（二〇一二年十二月、七十三歳で死去）が生前書き残した詩が

「広島　愛の川」という歌になり、

歌手の加藤登紀子さん（７０）が七日、東京都内で公開レコーディングを行った。　（山岸利行）

　原爆ドーム近くを流れる川を題材に中沢さんが八年ほど前に作った詩を、

作曲家の山本加津彦さん（３４）が昨年、新聞で目にしたことがきっかけで曲づくりが具体化。

山本さんと、中沢さんの妻ミサヨさん（７１）がともに大ファンだという加藤さんに歌唱を申し入れ、加藤さんが快諾した。

　ミサヨさんによると、自宅近くを散歩中に川をよく眺めていた中沢さんは、

詩を通して「若い人にメッセージを伝えたい」と話していたという。

歌詞には「原爆」などの言葉は出てこないが、

♪語ろうよ／川に向って／怒り、悲しみ、優しさを（中略）広島の川は／世界の海へ／流れ行く…などと歌う。

ピアノ、バイオリンなどのゆったりした演奏の中にもスケール感が漂う。加藤さんは一語一語を情感込めて歌い上げた。

　レコーディングを終えた加藤さんは「シンプルな歌詞ですが、伝わってくるものが大きい。

この歌があることで、ゲンの世界に触れてみようと思う人が増えればいい」と話し、

レコーディングを見守ったミサヨさんは「加藤さんの声は味があり、じーんと来ました」。

「広島　愛の川」は六月二十五日にＣＤ発売される。

東京新聞より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014040802000133.html

『はだしのゲン』松江市教育委員会の閲覧制限。作者の故中沢啓治氏は『戦争や原爆』を食い止めるためにと