東芝の正体/核・原発にのめり込み/
日本を代表する武器弾薬メーカー!
【1%財閥】の恐ろしい真実…
政府・捜査権を操る黒幕、
戦前の侵略戦争の黒幕…
倫理観ゼロの悪徳企業!!
「ジャーナリスト同盟」通信様より
東芝病院告発レポート第35弾ジャーナリスト本澤二郎「財界にっぽん」掲載
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52068835.html
【財閥】
戦前の財閥については史実として、
歴史教科書に書かれているが、
戦後においては、財閥をジャーナリスト
学者・文化人も口にしない。書かない。
事実を書けないのだ。
一人、こうして確信を持って
財閥を書くことが出来る。
理由は、正文の命を奪ったことに対する
東芝病院の非情・冷酷な対応が、
財閥の真実を教えてくれたためである。
息子は我が生涯の師なのである。
日本権力の源泉なのである。
これが認識できないと、日本はわからない。
「ジャーナリスト同盟」通信
東芝病院告発レポート第35弾ジャーナリスト本澤二郎「財界にっぽん」掲載
2014/04/29 17:15
<“我が子が命を懸けて遺した”宿題と父の苦悩>
「過ちを認めない冷酷非情な体質露呈」「人間の死と真正面から向き合えない無責任体質」「背景に捜査権・司法を操れる政治力?」
人間は無知である。これは当たり前のことだろう。小さな脳で世の中のこと全てを理解する、認識することなど到底不可能である。
大事なことは無知であることを認識することである。従って、無知の知を、いざという時に入手・補完する手段を確保できることが、生きてゆく上で重要なのである。
東芝病院で殺された息子・正文は、父親の財閥についての無知を暴き、覚醒させてくれた。
ということは、彼は赤紙1枚で侵略戦争に狩り出されて、無念にも幸せ人生を奪われた日本軍兵士ではなかった。
<中原氏は「医療行為以前の悪辣な扱い」と断罪>
大規模病院理事長の特別顧問を歴任した元国土庁長官秘書官の中原義正は正文事件について「医療行為もお粗末だが、それ以前の患者の扱いが悪辣でひどすぎる」と決めつける。
「通常の病院常識では、救急車で搬送されてきた患者を一般の個室に入院させることは絶対にしない。ICU(集中治療室)か、その次の、監視を必要とするためのHCUに入れる。
そして誤嚥性肺炎の菌を発見するまでは、まずは強めの抗生剤を予防のために使用、同時に気道閉塞を抑えるための排痰計画をしっかりと作成する。
そして24時間のモニタリングを行う。東芝病院はこの基本的なことを怠った重過失だ。
「医療事故以前に重大な過失があった」「東芝病院の管理体制はめちゃくちゃだ。警視庁と検察は関係者の調書を取っていないのではないか、との疑問も生じる。
東芝は通常のことをやっていない悪辣すぎる病院」とも指摘する。
「正文君は殺されたのも同然。そのことさえ理解しない松本朗検事は“アホだ”」と担当検事を叱責した。
義弟を同じような誤嚥性肺炎で亡くし、そのことで医療関係者から、その場面の是非を聞き出してきている中原の知識には改めて敬意を表したい。
<財閥の恐ろしい正体を気付かせてくれた正文>
筆者は、東芝病院の冷酷・非情、不敵な患者遺族への対応から、すなわち社会的責任さえも放棄した、
血も涙もない東芝に愕然とさせられ、東芝研究に焦点を当てる必要にかられた。
人間性ゼロの財閥病院を、息子は死をもって証明してくれたのだ。
こんな非情・冷酷な超巨大企業が経営する病院が、21世紀の日本に存在していいのであろうか。戦前ではないのだ。
戦後、日本占領軍・GHQは、真っ先に財閥を解体した。東芝も、である。
侵略戦争を推進した黒幕だったからだ。
だが、朝鮮戦争やベトナム戦争で彼らは、反省も謝罪もしないままに復活、超拡大してしまった。
東芝は、日本最大の財閥・三井を代表するメーカーとして君臨、歴代の経営陣は
三井を代表して日本財界を支配するだけでなく、政界と官界にも強力な影響力を行使してきた。
政治のメッカ・永田町にのめり込んできた無知な父親に対して、息子・正文はこうした当たり前の真実を知る契機を、
有無を言わせずに目の前につくってくれたのだ。
東芝経営の東芝病院による業務上過失死事件がなければ、不十分な財閥理解を今も続けていたであろう。
宇都宮徳馬譲りの鋭いペンも生かすことなく、平凡な政治ジャーナリスト・政治評論家で生涯を送ったであろう。
薄っぺらな無知なジャーナリストでは、恩師・宇都宮徳馬の墓前に立つことさえもかなわなかったろう。
幸運にも正文は、死をもって恐ろしい財閥企業・東芝の正体を父親に見せてくれている。
<正文は生涯の師>
「右翼を支援する財閥」という事実を教えてくれた宇都宮だったが、当時は抽象的すぎて、正直なところ、確信が持てなかった。
現に、今も永田町では財閥用語はタブー視されている。
新聞にも書物・教科書にさえも載っていない。
20年も現役政治記者と自民党実力者や大臣、ベテラン秘書からも、財閥という言葉を聞くことが無かった。
いわんや、彼らの正体を語ってくれる者は一人もいなかったのだから。
ごく一部の左翼政党でも、大企業という表現でお茶を濁している。
日本では、学者を含めて誰もが財閥を語れない。
戦前の財閥については史実として、歴史教科書に書かれているが、
戦後においては、財閥をジャーナリスト・学者・文化人も口にしない。
書かない。事実を書けないのだ。
一人、こうして確信を持って財閥を書くことが出来る。
理由は、正文の命を奪ったことに対する東芝病院の非情・冷酷な対応が、財閥の真実を教えてくれたためである。
息子は我が生涯の師なのである。日本権力の源泉なのである。これが認識できないと、日本はわからない。
<ワシントンは知っていた!>
思い出すと、ワシントンは知っている、とあえて指摘しておく必要があろう。93年のアメリカ取材の機会にワシントンで、ぼんやりとだが、確認できた。
霞が関の官僚とその背後の財閥のことについて、ホワイトハウスは「日米経済摩擦の真犯人」と感じ取っていたからである。
そこに手を突っ込むことで、案の定、間もなくして経済摩擦は消えてしまった。ワシントンは財閥を抑え込んでケリをつけたのだ。
1カ月に及ぶ米国取材を順調に敢行できたのは、ひとえに日本留学を経験した通訳兼ガイドのW・バレットだった。夫人が日本人だった。
彼は別れ際に「アメリカは1%に支配されている。このことを忘れないで欲しい」と釘を刺してきた。
この1言も、宇都宮の指摘を、さらに現実味を帯びさせてくれた。
しかし、それでも実感として1%の正体について胸を張って発言、活字にする自信は不足していた。
<東芝は日本1%を代表する最大財閥傘下の巨大メーカー>
筆者は最近まで、東芝は家電メーカーとばかり思っていた。冷蔵庫・洗濯機・パソコンが東芝製だ。冷蔵庫は壊れて6年も持たなかった。
いまPANASONICである。こんな次第であるから、3・11における東電福島原子力発電所の史上最大・最悪の巨大惨事の原子炉が東芝製であるとは、全く考えてもみなかった。
いわんや問題の3号機が東芝製で核爆発していることさえ、夢にも思わなかった。
3・11から大分経っていたのだが、健康維持のために通っていたスポーツジムの脱衣室で、メンバーの数人が「福島に東芝・日立の作業員が3000人いる」と話をしていたのに仰天したものだ。
その後に、東芝が原発と深く関わっていることを知ることになった。
東芝についての理解は、ほとんど皆無に等しかった。
恐らく多くの日本人もこのレベルではないだろうか。
正文のお陰である。
東芝は三菱を凌駕する日本最大の財閥・三井を代表する巨大メーカーなのだった。
東電事件は、その実、東芝事件・三井事件ということなのである。
正文への非情な仕打ち、およそ人間性のひとかけらも見せない
財閥病院であることが、筆者の薄っぺらな頭脳を満たしてくれた。
それにしても、永田町ジャーナリストの無知にもあきれ返るばかりである。
経済部の記者を経験していれば、こんな無様な有り様ではなかったろう。
<日本の1%を教えてくれた正文>
W・バレットが教えてくれたアメリカの1%が、北アフリカで浮上した「オレンジ革命」に触発されて、ニューヨークからアメリカ全土に伝染したのには驚いた。
彼の指摘は正しかった。1%NOの市民・学生運動に感動したものである。
アメリカを牛耳る1%を、多くの学生・労働者は知っていたのである。
日本人にこうした認識はないに等しい。新聞テレビも報道しない。
政党政治家も学者も指摘しないのだから。
存在していないわけではない。日本にも1%は厳然と存在している。
日本の1%は、いうまでもないだろう。筆者のいう財閥である。
政治・政策に強い影響力を行使する巨大企業群を指す。
戦後占領軍に解体された後に復活、
戦前をはるかにしのぐ規模に急成長した財閥は
まぎれもなく存在、日本の政界と官界から学界・言論界全てを操っている。
霞が関から発せられる重要政策は、永田町で成立、法律となるのだが、
これの闇の推進役が財閥なのである。おわかりだろうか。
正文が亡くなってカルテを取り寄せるまで、東芝病院は医療法人であるとばかり思い込んでいた父親だった。
実際はそうではなかった。財閥・東芝が経営する財閥病院なのだった。
結果、重大な過失に対して、これまで謝罪も反省もしない無責任な、
社会的責任を放棄した東芝体質を、とことん思い知らされてきている。
思えば恐ろしい体験をずっと強いられてきた。それは今も進行形である。
その精神的苦痛を妻と筆者、そして兄弟・親族が担わされ続けている。
これぞ人権侵害も極まっているだろう。
過ちは誰にでもある。組織・自治体・国もある。
気付いたらすぐに謝罪すれば、それで事足りる。相手の苦痛を和らげることが出来る。
人間はこうでなければならない。東芝は悪魔が乗り移っている財閥なのであろうか。
<核・原発にのめり込む東芝>
3・11を日本人は忘れない。9・11を忘れないアメリカ人のように。
3・11によって日本の原子力発電所推進政策は、根底から破綻してしまった。
「原発は安全で格安エネルギー」という宣伝文句は、詐欺罪が成立する。
54基の廃炉費用だけでも、計算すると頭が痛くなる。
国家破綻を約束するだろう。福島の被害・補償費用だけでも気が遠くなる。
いわんや核のゴミは?これを処理する能力など人間にない。絶望が先に走る。
これほど危険でカネのかかるエネルギーは、他にないだろう。
3・11直後に東芝の佐々木社長が記者会見をしたという事実を後になって知ったのだが、彼がどうして会見をしたのか。
その理由さえ知らなかった。東芝が原子炉メーカーであり、核爆発した3号機が東芝製であることも、ずっと後になって知った正文の父親である。
経済部の担当記者は、原子炉メーカーだと知っていた。そこで東芝社長に会見を求めたのだが、そうした背景説明をしなかった。
広告主への配慮なのだったが、こうした事情も父親は気付かなかった。
要するに、細川護煕や小泉純一郎の登場を待つまでも無く、原発ゼロが国際世論である。
それでも続けるのか、が担当記者の気になるテーマであったのだろう。
だが、恐ろしいことに佐々木は「東芝の中核は、これからも原発事業である」と公言した。
核エネルギーの事業に特化してゆく、というものだった。
3号機の核爆発について言及しなかった。今考えても、これほどひどい会見もない。
社会的責任を果たしてはいない。開き直っている。
福島を人の住めない、生きられない土地にしながら、それでも続けるという会見内容だった。
東芝社長は、被曝者の思いなど論外だったのだ。
被曝という新たな事態での除染その他のビジネスによる暴利の方には、東芝は興味を抱いていた。
これほどの悪徳企業社長も珍しい。医療事故死を無視・無責任を貫く東芝病院の体質そのものであろう。
<新聞テレビの宣伝と異なる実態>
政府宣伝新聞で定評のある読売は、東芝のことを「総合電機大手」と表現、東芝宣伝に懸命である。
「日本を代表する原子炉メーカー」が正確だが、こうした広告を1度も出していない。
テレビ・洗濯機・パソコン・炊飯器など家電メーカーという宣伝ばかりである。
「日本を代表する武器弾薬メーカー」も正確だが、こうした広告を1度も出していない。
筆者はてっきり家電メーカーという認識を、正文が東芝病院で殺された後も、ずっとそう信じてきた。
3・11以後でも史上最悪・最大の東電福島原発大惨事と東芝が関係しているということなど、全然知らなかった。
第一、東芝は3・11から3年経つのに製造企業として一言も発していない。これも不思議なのだ。
社会的責任をほんのわずかさえも果たそうとしていない。
頭隠して尻隠さず、を今も続けている。
倫理観ゼロの悪徳企業ではないだろうか。
<政府・捜査権を操る黒幕>
この傲慢さはどこから来ているのだろうか。
日本の真の権力者との自負から来ているのか。文字通りの1%だからである。
そうすると、彼らが提起した訴えを、警視庁は総力を挙げて取り組む。
自社製品のフラッシュメモリーを韓国企業に不正に渡していたとして、日本人技術者を逮捕させた。
さすが東芝は手際がいい。警視庁と東京地検を手玉にとって、自らの利益は守るのである。
これでは、日本の3権分立も絵にかいた餅である。
薄っぺらな日本の民主主義を露呈している。財閥を知る韓国人がうらやましい昨今だ。
2014年4月3日記
「ジャーナリスト同盟」通信様より
東芝病院告発レポート第35弾ジャーナリスト本澤二郎「財界にっぽん」掲載
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52068835.html
<東芝製3号機(東電福島)は核爆発><東芝は核爆発原子炉を輸出> 悪魔のビジネス…
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【1%財閥】の恐ろしい真実…
政府・捜査権を操る黒幕、
戦前の侵略戦争の黒幕…
倫理観ゼロの悪徳企業!!
「ジャーナリスト同盟」通信様より
東芝病院告発レポート第35弾ジャーナリスト本澤二郎「財界にっぽん」掲載
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52068835.html
【財閥】
戦前の財閥については史実として、
歴史教科書に書かれているが、
戦後においては、財閥をジャーナリスト
学者・文化人も口にしない。書かない。
事実を書けないのだ。
一人、こうして確信を持って
財閥を書くことが出来る。
理由は、正文の命を奪ったことに対する
東芝病院の非情・冷酷な対応が、
財閥の真実を教えてくれたためである。
息子は我が生涯の師なのである。
日本権力の源泉なのである。
これが認識できないと、日本はわからない。
「ジャーナリスト同盟」通信
東芝病院告発レポート第35弾ジャーナリスト本澤二郎「財界にっぽん」掲載
2014/04/29 17:15
<“我が子が命を懸けて遺した”宿題と父の苦悩>
「過ちを認めない冷酷非情な体質露呈」「人間の死と真正面から向き合えない無責任体質」「背景に捜査権・司法を操れる政治力?」
人間は無知である。これは当たり前のことだろう。小さな脳で世の中のこと全てを理解する、認識することなど到底不可能である。
大事なことは無知であることを認識することである。従って、無知の知を、いざという時に入手・補完する手段を確保できることが、生きてゆく上で重要なのである。
東芝病院で殺された息子・正文は、父親の財閥についての無知を暴き、覚醒させてくれた。
ということは、彼は赤紙1枚で侵略戦争に狩り出されて、無念にも幸せ人生を奪われた日本軍兵士ではなかった。
<中原氏は「医療行為以前の悪辣な扱い」と断罪>
大規模病院理事長の特別顧問を歴任した元国土庁長官秘書官の中原義正は正文事件について「医療行為もお粗末だが、それ以前の患者の扱いが悪辣でひどすぎる」と決めつける。
「通常の病院常識では、救急車で搬送されてきた患者を一般の個室に入院させることは絶対にしない。ICU(集中治療室)か、その次の、監視を必要とするためのHCUに入れる。
そして誤嚥性肺炎の菌を発見するまでは、まずは強めの抗生剤を予防のために使用、同時に気道閉塞を抑えるための排痰計画をしっかりと作成する。
そして24時間のモニタリングを行う。東芝病院はこの基本的なことを怠った重過失だ。
「医療事故以前に重大な過失があった」「東芝病院の管理体制はめちゃくちゃだ。警視庁と検察は関係者の調書を取っていないのではないか、との疑問も生じる。
東芝は通常のことをやっていない悪辣すぎる病院」とも指摘する。
「正文君は殺されたのも同然。そのことさえ理解しない松本朗検事は“アホだ”」と担当検事を叱責した。
義弟を同じような誤嚥性肺炎で亡くし、そのことで医療関係者から、その場面の是非を聞き出してきている中原の知識には改めて敬意を表したい。
<財閥の恐ろしい正体を気付かせてくれた正文>
筆者は、東芝病院の冷酷・非情、不敵な患者遺族への対応から、すなわち社会的責任さえも放棄した、
血も涙もない東芝に愕然とさせられ、東芝研究に焦点を当てる必要にかられた。
人間性ゼロの財閥病院を、息子は死をもって証明してくれたのだ。
こんな非情・冷酷な超巨大企業が経営する病院が、21世紀の日本に存在していいのであろうか。戦前ではないのだ。
戦後、日本占領軍・GHQは、真っ先に財閥を解体した。東芝も、である。
侵略戦争を推進した黒幕だったからだ。
だが、朝鮮戦争やベトナム戦争で彼らは、反省も謝罪もしないままに復活、超拡大してしまった。
東芝は、日本最大の財閥・三井を代表するメーカーとして君臨、歴代の経営陣は
三井を代表して日本財界を支配するだけでなく、政界と官界にも強力な影響力を行使してきた。
政治のメッカ・永田町にのめり込んできた無知な父親に対して、息子・正文はこうした当たり前の真実を知る契機を、
有無を言わせずに目の前につくってくれたのだ。
東芝経営の東芝病院による業務上過失死事件がなければ、不十分な財閥理解を今も続けていたであろう。
宇都宮徳馬譲りの鋭いペンも生かすことなく、平凡な政治ジャーナリスト・政治評論家で生涯を送ったであろう。
薄っぺらな無知なジャーナリストでは、恩師・宇都宮徳馬の墓前に立つことさえもかなわなかったろう。
幸運にも正文は、死をもって恐ろしい財閥企業・東芝の正体を父親に見せてくれている。
<正文は生涯の師>
「右翼を支援する財閥」という事実を教えてくれた宇都宮だったが、当時は抽象的すぎて、正直なところ、確信が持てなかった。
現に、今も永田町では財閥用語はタブー視されている。
新聞にも書物・教科書にさえも載っていない。
20年も現役政治記者と自民党実力者や大臣、ベテラン秘書からも、財閥という言葉を聞くことが無かった。
いわんや、彼らの正体を語ってくれる者は一人もいなかったのだから。
ごく一部の左翼政党でも、大企業という表現でお茶を濁している。
日本では、学者を含めて誰もが財閥を語れない。
戦前の財閥については史実として、歴史教科書に書かれているが、
戦後においては、財閥をジャーナリスト・学者・文化人も口にしない。
書かない。事実を書けないのだ。
一人、こうして確信を持って財閥を書くことが出来る。
理由は、正文の命を奪ったことに対する東芝病院の非情・冷酷な対応が、財閥の真実を教えてくれたためである。
息子は我が生涯の師なのである。日本権力の源泉なのである。これが認識できないと、日本はわからない。
<ワシントンは知っていた!>
思い出すと、ワシントンは知っている、とあえて指摘しておく必要があろう。93年のアメリカ取材の機会にワシントンで、ぼんやりとだが、確認できた。
霞が関の官僚とその背後の財閥のことについて、ホワイトハウスは「日米経済摩擦の真犯人」と感じ取っていたからである。
そこに手を突っ込むことで、案の定、間もなくして経済摩擦は消えてしまった。ワシントンは財閥を抑え込んでケリをつけたのだ。
1カ月に及ぶ米国取材を順調に敢行できたのは、ひとえに日本留学を経験した通訳兼ガイドのW・バレットだった。夫人が日本人だった。
彼は別れ際に「アメリカは1%に支配されている。このことを忘れないで欲しい」と釘を刺してきた。
この1言も、宇都宮の指摘を、さらに現実味を帯びさせてくれた。
しかし、それでも実感として1%の正体について胸を張って発言、活字にする自信は不足していた。
<東芝は日本1%を代表する最大財閥傘下の巨大メーカー>
筆者は最近まで、東芝は家電メーカーとばかり思っていた。冷蔵庫・洗濯機・パソコンが東芝製だ。冷蔵庫は壊れて6年も持たなかった。
いまPANASONICである。こんな次第であるから、3・11における東電福島原子力発電所の史上最大・最悪の巨大惨事の原子炉が東芝製であるとは、全く考えてもみなかった。
いわんや問題の3号機が東芝製で核爆発していることさえ、夢にも思わなかった。
3・11から大分経っていたのだが、健康維持のために通っていたスポーツジムの脱衣室で、メンバーの数人が「福島に東芝・日立の作業員が3000人いる」と話をしていたのに仰天したものだ。
その後に、東芝が原発と深く関わっていることを知ることになった。
東芝についての理解は、ほとんど皆無に等しかった。
恐らく多くの日本人もこのレベルではないだろうか。
正文のお陰である。
東芝は三菱を凌駕する日本最大の財閥・三井を代表する巨大メーカーなのだった。
東電事件は、その実、東芝事件・三井事件ということなのである。
正文への非情な仕打ち、およそ人間性のひとかけらも見せない
財閥病院であることが、筆者の薄っぺらな頭脳を満たしてくれた。
それにしても、永田町ジャーナリストの無知にもあきれ返るばかりである。
経済部の記者を経験していれば、こんな無様な有り様ではなかったろう。
<日本の1%を教えてくれた正文>
W・バレットが教えてくれたアメリカの1%が、北アフリカで浮上した「オレンジ革命」に触発されて、ニューヨークからアメリカ全土に伝染したのには驚いた。
彼の指摘は正しかった。1%NOの市民・学生運動に感動したものである。
アメリカを牛耳る1%を、多くの学生・労働者は知っていたのである。
日本人にこうした認識はないに等しい。新聞テレビも報道しない。
政党政治家も学者も指摘しないのだから。
存在していないわけではない。日本にも1%は厳然と存在している。
日本の1%は、いうまでもないだろう。筆者のいう財閥である。
政治・政策に強い影響力を行使する巨大企業群を指す。
戦後占領軍に解体された後に復活、
戦前をはるかにしのぐ規模に急成長した財閥は
まぎれもなく存在、日本の政界と官界から学界・言論界全てを操っている。
霞が関から発せられる重要政策は、永田町で成立、法律となるのだが、
これの闇の推進役が財閥なのである。おわかりだろうか。
正文が亡くなってカルテを取り寄せるまで、東芝病院は医療法人であるとばかり思い込んでいた父親だった。
実際はそうではなかった。財閥・東芝が経営する財閥病院なのだった。
結果、重大な過失に対して、これまで謝罪も反省もしない無責任な、
社会的責任を放棄した東芝体質を、とことん思い知らされてきている。
思えば恐ろしい体験をずっと強いられてきた。それは今も進行形である。
その精神的苦痛を妻と筆者、そして兄弟・親族が担わされ続けている。
これぞ人権侵害も極まっているだろう。
過ちは誰にでもある。組織・自治体・国もある。
気付いたらすぐに謝罪すれば、それで事足りる。相手の苦痛を和らげることが出来る。
人間はこうでなければならない。東芝は悪魔が乗り移っている財閥なのであろうか。
<核・原発にのめり込む東芝>
3・11を日本人は忘れない。9・11を忘れないアメリカ人のように。
3・11によって日本の原子力発電所推進政策は、根底から破綻してしまった。
「原発は安全で格安エネルギー」という宣伝文句は、詐欺罪が成立する。
54基の廃炉費用だけでも、計算すると頭が痛くなる。
国家破綻を約束するだろう。福島の被害・補償費用だけでも気が遠くなる。
いわんや核のゴミは?これを処理する能力など人間にない。絶望が先に走る。
これほど危険でカネのかかるエネルギーは、他にないだろう。
3・11直後に東芝の佐々木社長が記者会見をしたという事実を後になって知ったのだが、彼がどうして会見をしたのか。
その理由さえ知らなかった。東芝が原子炉メーカーであり、核爆発した3号機が東芝製であることも、ずっと後になって知った正文の父親である。
経済部の担当記者は、原子炉メーカーだと知っていた。そこで東芝社長に会見を求めたのだが、そうした背景説明をしなかった。
広告主への配慮なのだったが、こうした事情も父親は気付かなかった。
要するに、細川護煕や小泉純一郎の登場を待つまでも無く、原発ゼロが国際世論である。
それでも続けるのか、が担当記者の気になるテーマであったのだろう。
だが、恐ろしいことに佐々木は「東芝の中核は、これからも原発事業である」と公言した。
核エネルギーの事業に特化してゆく、というものだった。
3号機の核爆発について言及しなかった。今考えても、これほどひどい会見もない。
社会的責任を果たしてはいない。開き直っている。
福島を人の住めない、生きられない土地にしながら、それでも続けるという会見内容だった。
東芝社長は、被曝者の思いなど論外だったのだ。
被曝という新たな事態での除染その他のビジネスによる暴利の方には、東芝は興味を抱いていた。
これほどの悪徳企業社長も珍しい。医療事故死を無視・無責任を貫く東芝病院の体質そのものであろう。
<新聞テレビの宣伝と異なる実態>
政府宣伝新聞で定評のある読売は、東芝のことを「総合電機大手」と表現、東芝宣伝に懸命である。
「日本を代表する原子炉メーカー」が正確だが、こうした広告を1度も出していない。
テレビ・洗濯機・パソコン・炊飯器など家電メーカーという宣伝ばかりである。
「日本を代表する武器弾薬メーカー」も正確だが、こうした広告を1度も出していない。
筆者はてっきり家電メーカーという認識を、正文が東芝病院で殺された後も、ずっとそう信じてきた。
3・11以後でも史上最悪・最大の東電福島原発大惨事と東芝が関係しているということなど、全然知らなかった。
第一、東芝は3・11から3年経つのに製造企業として一言も発していない。これも不思議なのだ。
社会的責任をほんのわずかさえも果たそうとしていない。
頭隠して尻隠さず、を今も続けている。
倫理観ゼロの悪徳企業ではないだろうか。
<政府・捜査権を操る黒幕>
この傲慢さはどこから来ているのだろうか。
日本の真の権力者との自負から来ているのか。文字通りの1%だからである。
そうすると、彼らが提起した訴えを、警視庁は総力を挙げて取り組む。
自社製品のフラッシュメモリーを韓国企業に不正に渡していたとして、日本人技術者を逮捕させた。
さすが東芝は手際がいい。警視庁と東京地検を手玉にとって、自らの利益は守るのである。
これでは、日本の3権分立も絵にかいた餅である。
薄っぺらな日本の民主主義を露呈している。財閥を知る韓国人がうらやましい昨今だ。
2014年4月3日記
「ジャーナリスト同盟」通信様より
東芝病院告発レポート第35弾ジャーナリスト本澤二郎「財界にっぽん」掲載
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52068835.html
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