原発に子孫の命は売れない 恩田 勝亘著
『脱原発運動のバイブルです』
「カネのなる木」が原発だ。
「先端科学技術の塊」というより
推進者たちの「我欲の塊」
国も地方も問わず、政治家にとっては
その政治的野心を満たす手段が【原発】であり
電力会社を頂点とする原子炉メーカーや素材メーカー、
ゼ ネコンなどの産業界には「カネのなる木」が原発だ。
そのおこぼれに預かってきたのが
「官」 や「学」の面々であり、
片棒を担いできたのがメディアである。
一言でいえば原発は欲望という
負のエネルギーそのものであり、
「先端科学技術の塊」というより
推進者たちの「我欲の塊」と呼ぶのがふさわしい。
【原発に子孫の命は売れない】恩田 勝亘著
どの国でも、母は不安です。
ママは原発いりません
ママは原発いりません 愛知・岐阜 - mamagennaichigifu ページ!
七つ森書館より
………………………………………………
福島第一原発から10kmも離れていない、
福島県浪江町にも原発立地計画がまいこんだが、
地元 住民が土地を売らないことで、原発立地を阻止した。
なぜ、浪江町では原発ができなかったの か? その軌跡をたどる。
はじめに ── 新装版にあたって
東京電力福島第一原発事故から早くも五か月が過ぎようとしている。
当初はすべての関心が事故炉の行方に集まっていたが、
筆者はいずれ大問題になるのが放射能による食品汚染、
とり わけ日本人の主食である米の汚染を心配した。
それというのも本書で描いたように、東北電力の浪江・小高原発計画に
故・舛倉隆氏たち地元農民が反対したのは、
土地を奪われるのみならず自分たちの米に
「放射能米」のレッテルが貼られるのを恐れたからだ。
四三年前もの彼らの 判断は正しかった。
舛倉氏がいまもこの世にあって、
今回の事故に遭遇していたら何と言うの だろうか。
(中略)
フクシマの真実はまだ未解明のままだ。
東電や政府が隠していることもあるが、
あの強烈な 放射線下では各炉の状況把握が難しいのも事実だろう。
第一原発は老朽化しているうえ、先の平井氏が証言していたように
手抜きやズサン工事も横行する札付き原発だった。
津波前の最初 の強烈な地震動により、
配管の破断や亀裂、圧力容器と配管の接合部での
ひび割れなどで冷却水喪失が始まっていた可能性も高い。
ともあれ「隣の町にあるから同じ」という賛成派、推進派に対し、
「事故の確率が増える」という舛倉氏の論理は正しい。
そんな舛倉氏と反対同盟の闘いを振り返ると、
国も地方も問わず政治家にとっては
その政治的野心を満たす手段が原発であり、
電力会社を頂点とする原子炉メーカーや素材メーカー、
ゼ ネコンなどの産業界には「カネのなる木」が原発だ。
そのおこぼれに預かってきたのが
「官」 や「学」の面々であり、片棒を担いできたのがメディアである。
一言でいえば原発は欲望という負のエネルギーそのものであり、
「先端科学技術の塊」というより
推進者たちの「我欲の塊」と呼ぶのがふさわしい。
A氏一家は七月、同じ会津地方の借家にやっと落着いた。
ペンションの居室は二階。共有スペースの
食堂や風呂場のある一階との上り下りは九二歳の母堂には辛く、
そう長居は出来な かったのだ。
五月の一時帰宅時、
今や跡形もない南棚塩に足を踏み入れた
A氏の目に映ったの は、
大昔からあったという小さな社とそれを守るように立つ大木だった。
それを頼りに我が家 があったとおぼしき場所を歩き回った
A氏が見つけたのは、汚泥に埋まった古いアルバムの切れ端だった。
「残ったのは数枚の写真だけ。すべては夢、うたかたです」(A氏)
フクシマがさらなる巨大震災になるのを阻止したのは
A氏らの父親、母親世代。
にもかかわ らずすべてを失った子孫たちはフクシマ最大の犠牲者だ。
それに国や電力会社はどんな報い方 をするのだろうか。
二〇一一年八月六日
恩田 勝亘(オンダ カツノブ) 1943年島根県生まれ、法政大学卒。ジャーナリスト。
1966年から70年まで週刊誌、月刊誌のフリーライター。71年より、2007年まで講談社『週刊現 代』記者として、国内外の政治・経済・社会問題を取材・執筆。
原発関連では、78年の「東海大地震では原発と新幹線が一番危険」を皮切りに、評論家・内橋 克人氏の連載企画「原発が来た町」(80年)のスタッフライターとして各地の原発立地地域や 予定地を取材。その後も、被曝労働者問題や原発の危険性を随時取材・執筆。 86年のチェルノブイリ原発事故後は、主に放射能による食品汚染問題を提起。2006年のチェル ノブイリ20年目には、世界のメディアで唯一、事故炉4号 機の中央制御室に潜入。世界の被曝 地帯を追うカメラマン森住卓氏による11ページのグラビアと著者による原発と地震の因果関係 の記事4ページを掲載。
著書に、本書(93年)と『東京電力・帝国の暗黒』(2007年)。他に『仏教の格言』(75年、 KKベストセラーズ)。共著書に『日本に君臨するもの』(97年、主婦の友社。2010年、徳間書 店五次元文庫『日本を支配するフリーメーソン』として復刻)。
七つ森書館より
http://pen.co.jp/index.php?id=619
脱原発運動のバイブルです。日々物語より
http://blogs.yahoo.co.jp/koiuta48/9509901.html
なるほど!1日5分で毎日オドロキ!原発・核関連本凝縮レビューメルマガ! : 20年をへて原発を追い返した福島県浪江町の反対運動のリーダーが語る、反対闘争に必要なこと
【原発は金だ。放射能汚染で生まれる子供達が、障害者でかまわない】原発ムラの基本理念!!
『脱原発運動のバイブルです』
「カネのなる木」が原発だ。
「先端科学技術の塊」というより
推進者たちの「我欲の塊」
国も地方も問わず、政治家にとっては
その政治的野心を満たす手段が【原発】であり
電力会社を頂点とする原子炉メーカーや素材メーカー、
ゼ ネコンなどの産業界には「カネのなる木」が原発だ。
そのおこぼれに預かってきたのが
「官」 や「学」の面々であり、
片棒を担いできたのがメディアである。
一言でいえば原発は欲望という
負のエネルギーそのものであり、
「先端科学技術の塊」というより
推進者たちの「我欲の塊」と呼ぶのがふさわしい。
【原発に子孫の命は売れない】恩田 勝亘著
どの国でも、母は不安です。
ママは原発いりません
ママは原発いりません 愛知・岐阜 - mamagennaichigifu ページ!
七つ森書館より
………………………………………………
福島第一原発から10kmも離れていない、
福島県浪江町にも原発立地計画がまいこんだが、
地元 住民が土地を売らないことで、原発立地を阻止した。
なぜ、浪江町では原発ができなかったの か? その軌跡をたどる。
はじめに ── 新装版にあたって
東京電力福島第一原発事故から早くも五か月が過ぎようとしている。
当初はすべての関心が事故炉の行方に集まっていたが、
筆者はいずれ大問題になるのが放射能による食品汚染、
とり わけ日本人の主食である米の汚染を心配した。
それというのも本書で描いたように、東北電力の浪江・小高原発計画に
故・舛倉隆氏たち地元農民が反対したのは、
土地を奪われるのみならず自分たちの米に
「放射能米」のレッテルが貼られるのを恐れたからだ。
四三年前もの彼らの 判断は正しかった。
舛倉氏がいまもこの世にあって、
今回の事故に遭遇していたら何と言うの だろうか。
(中略)
フクシマの真実はまだ未解明のままだ。
東電や政府が隠していることもあるが、
あの強烈な 放射線下では各炉の状況把握が難しいのも事実だろう。
第一原発は老朽化しているうえ、先の平井氏が証言していたように
手抜きやズサン工事も横行する札付き原発だった。
津波前の最初 の強烈な地震動により、
配管の破断や亀裂、圧力容器と配管の接合部での
ひび割れなどで冷却水喪失が始まっていた可能性も高い。
ともあれ「隣の町にあるから同じ」という賛成派、推進派に対し、
「事故の確率が増える」という舛倉氏の論理は正しい。
そんな舛倉氏と反対同盟の闘いを振り返ると、
国も地方も問わず政治家にとっては
その政治的野心を満たす手段が原発であり、
電力会社を頂点とする原子炉メーカーや素材メーカー、
ゼ ネコンなどの産業界には「カネのなる木」が原発だ。
そのおこぼれに預かってきたのが
「官」 や「学」の面々であり、片棒を担いできたのがメディアである。
一言でいえば原発は欲望という負のエネルギーそのものであり、
「先端科学技術の塊」というより
推進者たちの「我欲の塊」と呼ぶのがふさわしい。
A氏一家は七月、同じ会津地方の借家にやっと落着いた。
ペンションの居室は二階。共有スペースの
食堂や風呂場のある一階との上り下りは九二歳の母堂には辛く、
そう長居は出来な かったのだ。
五月の一時帰宅時、
今や跡形もない南棚塩に足を踏み入れた
A氏の目に映ったの は、
大昔からあったという小さな社とそれを守るように立つ大木だった。
それを頼りに我が家 があったとおぼしき場所を歩き回った
A氏が見つけたのは、汚泥に埋まった古いアルバムの切れ端だった。
「残ったのは数枚の写真だけ。すべては夢、うたかたです」(A氏)
フクシマがさらなる巨大震災になるのを阻止したのは
A氏らの父親、母親世代。
にもかかわ らずすべてを失った子孫たちはフクシマ最大の犠牲者だ。
それに国や電力会社はどんな報い方 をするのだろうか。
二〇一一年八月六日
恩田 勝亘(オンダ カツノブ) 1943年島根県生まれ、法政大学卒。ジャーナリスト。
1966年から70年まで週刊誌、月刊誌のフリーライター。71年より、2007年まで講談社『週刊現 代』記者として、国内外の政治・経済・社会問題を取材・執筆。
原発関連では、78年の「東海大地震では原発と新幹線が一番危険」を皮切りに、評論家・内橋 克人氏の連載企画「原発が来た町」(80年)のスタッフライターとして各地の原発立地地域や 予定地を取材。その後も、被曝労働者問題や原発の危険性を随時取材・執筆。 86年のチェルノブイリ原発事故後は、主に放射能による食品汚染問題を提起。2006年のチェル ノブイリ20年目には、世界のメディアで唯一、事故炉4号 機の中央制御室に潜入。世界の被曝 地帯を追うカメラマン森住卓氏による11ページのグラビアと著者による原発と地震の因果関係 の記事4ページを掲載。
著書に、本書(93年)と『東京電力・帝国の暗黒』(2007年)。他に『仏教の格言』(75年、 KKベストセラーズ)。共著書に『日本に君臨するもの』(97年、主婦の友社。2010年、徳間書 店五次元文庫『日本を支配するフリーメーソン』として復刻)。
七つ森書館より
http://pen.co.jp/index.php?id=619
脱原発運動のバイブルです。日々物語より
http://blogs.yahoo.co.jp/koiuta48/9509901.html
なるほど!1日5分で毎日オドロキ!原発・核関連本凝縮レビューメルマガ! : 20年をへて原発を追い返した福島県浪江町の反対運動のリーダーが語る、反対闘争に必要なこと
【原発は金だ。放射能汚染で生まれる子供達が、障害者でかまわない】原発ムラの基本理念!!