イスラエルは、なぜ私たちの子供を
殺すのか【ガザ発】
少女は血まみれで瞳孔が開き、
頭からは脳しょうが飛び出していた!
決死の取材=田中龍作ジャーナルより
田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/
【ガザ発】
「イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」
2014年7月20日
少女は血まみれで瞳孔が開き、頭からは脳しょうが飛び出していた。即死だったのだろう。=20日12時頃(日本時間:同日午後6時頃)、ガザ市 写真:筆者=
ガザ市中心部にある地域最大の救急病院、アル・シファ・ホスピタル――
病院玄関にはイスラエル軍の陸上侵攻により死傷した住民が、救急車で続々と搬送されて来る。犠牲者の中心は逃げ遅れた子供や年寄りだ。
すでに息を引き取った少女がUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のスタッフに抱きかかえられて救急車から降りてきた。
遺体となった少女はイスラエルと国境を接するガザ東部のアル・シジャーイヤから運ばれてきたのだ。
アル・シジャーイヤは20日未明(日本時間:同日午前)からイスラエル軍陸上部隊の猛攻にさらされており、現在は包囲されている状態だ。
少女は瞳孔が開き、頭からは脳しょうが飛び出していた。
UNRWAのスタッフは「この子らは私たちの子どもだ。イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」と叫んだ。
安倍政権は武器禁輸を緩和して「イスラエルにも兵器を売れるようにする」という。それは少女のような犠牲者を増やすだけだ。
遺体安置室は小さな骸(むくろ)ばかりだった。子供の犠牲者が多いことを物語る。=20日12時頃(日本時間:同日午後6時頃)、アル・シファ病院 写真:筆者=
◇
読者の皆様。田中はクレジットカードをこすりまくってガザに来ております。借金です。ご支援よろしくお願い致します。
田中龍作ジャーナル様より
http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009708
【ガザ発】 生死分ける6?
たどり着いても避難所は満杯
2014年7月21日 21:49
泣きじゃくりながら避難を急ぐ少女。空爆の音におびえながら我が家を後にする。=21日午前11時頃(日本時間:同日午後5時頃)、ベイトラフィーヤ 写真:筆者=
取材車はイスラエルと国境を接するガザ北部の町、ベイトラフィーヤを走っていた―
「キーン」。金属音と共に頭のすぐ上をハマスのロケット弾が、イスラエルの方向に飛んで行った。
それから3分も経たないうちに「ドーン」「ドーン」。イスラエルの空爆が始まった。絵に描いたような報復攻撃である。
最後まで北部国境の町に残っていた人々は、ひと塊になって南に逃げ始めた。ロバは いななき、車は猛スピードで南下する。
「イスラエルがランダムアタックを始めた」。少年は筆者が海外のジャーナリストだと分かると叫ぶように言った。
救急車は逆方向に走った。逃げ遅れて爆撃に遭い、負傷した住民の救出に向かっているのだ。
《 国連の小学校「ここでは収容しきれない」》
ベイトラフィーヤやアル・シジャーイヤなどイスラエル軍の猛攻にさらされている地区の住民たちのほとんどは、ガザ市内にある国連の施設に避難してくる。
イスラエルの空爆が始まった8日からこれまでに5万5千人が、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の運営する44ヵ所の学校などに避難している(20日現在、UNRWAまとめ)。
毎日、続々と避難者がやって来るため、多くの小学校は満杯だ。「ここでは収容しきれないので、よそに回している」。ある小学校のUNRWAスタッフは肩をすぼめた。
アンナ・アル・トンさん(76歳)。医者から「先は長くない」と宣告された。=ガザ市内の避難所 写真:筆者=
アル・シャティ小学校には45の教室に1,450人の避難民が収容されている。6〜7m四方の狭い教室に30人余りが暮らす計算だ。
1階の教室に苦しそうに横たわっている老女性がいた。ベイトラフィーヤから逃れてきたアンナ・アル・トンさん(76歳=写真)だ。
ここに着いたのは空爆開始から4日後の12日という。高血圧と糖尿病を抱えるアンナさんにとって避難所の生活は つらい。
糖尿病は食事療法を欠くことができない。自宅にいた時のメニューは「野菜」「果物」「スープ」だった。避難所は「パン」「ツナの缶詰」「ジュース」だ。
狭い、暑い、病気の体には良くない食事・・・
アンナさんはガザ市内の病院で診てもらったところ医者から「先は長くない」と宣告された。
国連の避難所(小学校)があるガザ市は、ベイトラフィーヤから直線距離にしてわずか6?だ。
住民たちはイスラエル軍の空爆をまぬがれて、命からがら避難所にたどり着く。だが年寄りや弱者にとっては辛いことだらけだ。
「ここは地獄だ。食べる物も着る物もない」。アンナさんは うめく ように言う。
「サラーム(さようなら)」。別れの握手をしたアンナさんの手に力はなかった。
◇
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田中龍作ジャーナル
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田中龍作
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記号/10180 番号/62056751
■郵便振替口座
口座記号番号/00170‐0‐306911
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口座/ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』
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マレーシア機撃墜、イラク戦争の時も…最後まで正しい情報発信はロシア!ウクライナ空軍の戦闘機は以前から
1%の考える戦争は、戦前・戦中・戦後も金儲け!誰も責任はとらず=敗戦も原発事故も国民に押しつける!
三井財閥が牛耳る日本政府!三菱・東芝・日立の財閥が安倍内閣をリモコンに!原発・軍事・戦争・右翼に金を流し
東芝の正体/核・原発にのめり込み/日本を代表する武器弾薬メーカー!【1%財閥】の恐ろしい真実…
高齢者『早死に棄民計画』確信犯の汚染水垂れ流し、被爆隠蔽“高齢者扶養減らし”事故収束に本気でない
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【ガザ発】
「イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」
2014年7月20日
少女は血まみれで瞳孔が開き、頭からは脳しょうが飛び出していた。即死だったのだろう。=20日12時頃(日本時間:同日午後6時頃)、ガザ市 写真:筆者=
ガザ市中心部にある地域最大の救急病院、アル・シファ・ホスピタル――
病院玄関にはイスラエル軍の陸上侵攻により死傷した住民が、救急車で続々と搬送されて来る。犠牲者の中心は逃げ遅れた子供や年寄りだ。
すでに息を引き取った少女がUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のスタッフに抱きかかえられて救急車から降りてきた。
遺体となった少女はイスラエルと国境を接するガザ東部のアル・シジャーイヤから運ばれてきたのだ。
アル・シジャーイヤは20日未明(日本時間:同日午前)からイスラエル軍陸上部隊の猛攻にさらされており、現在は包囲されている状態だ。
少女は瞳孔が開き、頭からは脳しょうが飛び出していた。
UNRWAのスタッフは「この子らは私たちの子どもだ。イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」と叫んだ。
安倍政権は武器禁輸を緩和して「イスラエルにも兵器を売れるようにする」という。それは少女のような犠牲者を増やすだけだ。
遺体安置室は小さな骸(むくろ)ばかりだった。子供の犠牲者が多いことを物語る。=20日12時頃(日本時間:同日午後6時頃)、アル・シファ病院 写真:筆者=
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たどり着いても避難所は満杯
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泣きじゃくりながら避難を急ぐ少女。空爆の音におびえながら我が家を後にする。=21日午前11時頃(日本時間:同日午後5時頃)、ベイトラフィーヤ 写真:筆者=
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「キーン」。金属音と共に頭のすぐ上をハマスのロケット弾が、イスラエルの方向に飛んで行った。
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最後まで北部国境の町に残っていた人々は、ひと塊になって南に逃げ始めた。ロバは いななき、車は猛スピードで南下する。
「イスラエルがランダムアタックを始めた」。少年は筆者が海外のジャーナリストだと分かると叫ぶように言った。
救急車は逆方向に走った。逃げ遅れて爆撃に遭い、負傷した住民の救出に向かっているのだ。
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ベイトラフィーヤやアル・シジャーイヤなどイスラエル軍の猛攻にさらされている地区の住民たちのほとんどは、ガザ市内にある国連の施設に避難してくる。
イスラエルの空爆が始まった8日からこれまでに5万5千人が、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の運営する44ヵ所の学校などに避難している(20日現在、UNRWAまとめ)。
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アンナ・アル・トンさん(76歳)。医者から「先は長くない」と宣告された。=ガザ市内の避難所 写真:筆者=
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