マックだけでない→コンビニお握り
・弁当与え…
ブタ奇形・死産続出!
/夏場でも製造後“四十八時間もつ”!
衝撃、マクドナルド!“期限切れ肉”の中国の会社から2割輸入!チキンナゲット、使用か?調査中…
食卓の向こう側・第2部
「命」つなぐために<3>中食
ラベルを見ていますか―連載
西日本新聞より
http://www.harmonicslife.net/Blog/2005/SavedPages/SickPigs/SickPigs.html
2004 03・19付 朝刊掲載
二年ほど前、福岡県内の養豚農家で“事件”が起きた。
母豚のお産で死産が相次いだのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。
透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。
「えさだ」。ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。
徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。
母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。
「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」と考えた回収業者が持ち込んだ。
期限切れとはいえ、腐っているわけではない。
「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。
肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。
農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。
× ×
福岡市内のコンビニで売られていた「おにぎり弁当」のラベル
原因はわからない。だが、予兆はあった。与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。すぐに量を減らした。
豚の体の構造は人間に近い。
「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、
福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。
一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。毎食これで済ませたら…。
家庭にはない食品添加物も入っている。
「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。
例えば、おにぎりを「夏場 で製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。
だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることが できるのだ。
× ×
二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。
全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパンの販売構成比を見ると、
弁当、 総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。
利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。コンビニが「家の台所」化しているのは、決して若 者だけではない。
同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。
中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。
添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。
「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。
食は自己責任。年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」
× ×
平和が戻った養豚農家。昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。
「豚体実験はもうこりごりだ」。農場主はうんざりした顔で言った。(敬称略)
× ×
消費伸びるコンビニのおにぎり 総務省の2003年家計調査によると、調理食品の購入の中で伸びているのがおにぎり。
1人当たりの購入金額は前年比6・4%増の3819円。セブン―イレブン・ジャパンは02年度、9億9000万個のおにぎりを販売した。
西日本新聞より
http://www.harmonicslife.net/Blog/2005/SavedPages/SickPigs/SickPigs.html
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http://www.harmonicslife.net/Blog/2005/SavedPages/SickPigs/SickPigs.html
2004 03・19付 朝刊掲載
二年ほど前、福岡県内の養豚農家で“事件”が起きた。
母豚のお産で死産が相次いだのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。
透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。
「えさだ」。ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。
徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。
母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。
「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」と考えた回収業者が持ち込んだ。
期限切れとはいえ、腐っているわけではない。
「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。
肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。
農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。
× ×
福岡市内のコンビニで売られていた「おにぎり弁当」のラベル
原因はわからない。だが、予兆はあった。与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。すぐに量を減らした。
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「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、
福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。
一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。毎食これで済ませたら…。
家庭にはない食品添加物も入っている。
「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。
例えば、おにぎりを「夏場 で製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。
だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることが できるのだ。
× ×
二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。
全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパンの販売構成比を見ると、
弁当、 総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。
利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。コンビニが「家の台所」化しているのは、決して若 者だけではない。
同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。
中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。
添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。
「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。
食は自己責任。年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」
× ×
平和が戻った養豚農家。昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。
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× ×
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1人当たりの購入金額は前年比6・4%増の3819円。セブン―イレブン・ジャパンは02年度、9億9000万個のおにぎりを販売した。
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