「九条俳句」掲載拒否
作者女性「今も納得できぬ」
さいたま市大宮区の
三橋(みはし)公民館
「九条俳句」掲載拒否 作者女性「今も納得できぬ」
東京新聞 2014年9月26日 07時14分
「三橋公民館だより」6月号(左)には、俳句を掲載するコーナーが最下段にあるが、7月号(右)ではなくなった
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句を、さいたま市大宮区の三橋(みはし)公民館が月報に掲載するのを拒んだことが発覚し、間もなく三カ月になる。市教育委員会は掲載基準を新たにつくる方針こそ引っ込めたが、掲載拒否の姿勢は変えていない。この句を詠んだ同区の女性(73)は、本紙の取材に「二度と戦争をしてほしくない。そんな思いで作ったこの俳句だけが掲載されなかった。なぜなのか、今も納得できない」と語った。 (岡本太)
「私の人生や経験、思いを一方的に否定されたように感じる。一市民のささやかな句に反応し、排除するとは恐ろしい」
安倍晋三内閣が、解釈改憲で集団的自衛権の行使容認へと突き進んでいた今年六月。女性は東京・銀座で、子連れの母親らがデモ行進するのを偶然見かけた。「雨の中、『憲法九条を守れ』と懸命に声を上げる人たちを見て、思わず私も加わった。その時の思いを俳句に詠んだんです」
女性は一九四〇年に新潟市で生まれ、すぐに現在の東京都西東京市に越した。父は四四年春、女性や妻、生後一カ月の息子を残して出征した。女性は間もなく腸チフスになって入院。退院の翌日、その病院が米軍の空襲に遭った。前日まで一緒に入院していた人たちの多くが亡くなった。
戦後、現在のさいたま市大宮区に越し、結婚して二人の娘を産んだ。孫の二人は高校生と大学生になった。「若い人たちに戦争を経験させない」。「梅雨空−」の句は、そんな願いも込めた作品だった。
公民館を管轄する市教育委員会は七月、新たな掲載基準をつくる方針を示したが、今月二十四日になって撤回。それでも「世論を二分する内容の作品は
公民館の月報にふさわしくない」との考えを変えていない。
「違う考えであっても、それは月報の読者が評価すればいい。なぜ、公民館に判断されなければならないのか」と女性は憤る。
多くの市民や有識者が市教委の対応を「言葉狩りだ」と問題視している。「日本が戦争に近づいているような雰囲気を、多くの人が感じているのでは。多くの人が問題だと感じ、声を上げてくれるのは心強い」
◆あす市民集会
「梅雨空−」の掲載拒否に反対する市民有志らが二十七日、さいたま市大宮区下町の市民会館おおみや小ホールで、二回目の市民集会を開催する。教育学者の大田堯(たかし)・東大名誉教授らをパネリストに招き、市教委の対応などについて意見を交わす。
七月二十五日に同市内で開いた初集会には約百人が集まった。主催者の一人の団体職員武内暁(さとる)さん(66)は「賛成、反対にこだわらず意見を出し合うことで解決につなげていきたい」と話している。市教委の担当者に集会への出席を要請しているという。
集会は二十七日午後二時から。参加費は五百円(資料代)。さいたま市民以外も参加できる。問い合わせは、武内さん=電090(2173)2591=へ。
<俳句掲載拒否問題> 三橋公民館が発行する月報には、館内で毎月開かれている俳句教室の会員が詠んだ1作品を掲載してきた。掲載作品は、教室の会員約20人が互選で選ぶ方式で、「梅雨空−」の句は7月号の掲載作品に選ばれた。だが公民館側は「掲載できない」と教室側に伝え、俳句欄を削除して7月号を発行。7月4日の本紙朝刊の報道で発覚した。
(東京新聞)
東京新聞より
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014092690071428.html
石破&安倍、日本を戦争に巻き込む計画が存在している!売国奴の遺伝子は、祖父の岸信介譲りのものである!
安倍晋三は日本国民にとって、最も危険な存在である!戦争ビジネスのために若者を殺そうと…集団的自衛権
たった4ヶ月で海外へ52兆5400億円バラマキながら、子育て支援に3千億円不足だという!安倍政権の詭弁は許しがたい!
sohnandae Twitter→Twitter
作者女性「今も納得できぬ」
さいたま市大宮区の
三橋(みはし)公民館
「九条俳句」掲載拒否 作者女性「今も納得できぬ」
東京新聞 2014年9月26日 07時14分
「三橋公民館だより」6月号(左)には、俳句を掲載するコーナーが最下段にあるが、7月号(右)ではなくなった
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句を、さいたま市大宮区の三橋(みはし)公民館が月報に掲載するのを拒んだことが発覚し、間もなく三カ月になる。市教育委員会は掲載基準を新たにつくる方針こそ引っ込めたが、掲載拒否の姿勢は変えていない。この句を詠んだ同区の女性(73)は、本紙の取材に「二度と戦争をしてほしくない。そんな思いで作ったこの俳句だけが掲載されなかった。なぜなのか、今も納得できない」と語った。 (岡本太)
「私の人生や経験、思いを一方的に否定されたように感じる。一市民のささやかな句に反応し、排除するとは恐ろしい」
安倍晋三内閣が、解釈改憲で集団的自衛権の行使容認へと突き進んでいた今年六月。女性は東京・銀座で、子連れの母親らがデモ行進するのを偶然見かけた。「雨の中、『憲法九条を守れ』と懸命に声を上げる人たちを見て、思わず私も加わった。その時の思いを俳句に詠んだんです」
女性は一九四〇年に新潟市で生まれ、すぐに現在の東京都西東京市に越した。父は四四年春、女性や妻、生後一カ月の息子を残して出征した。女性は間もなく腸チフスになって入院。退院の翌日、その病院が米軍の空襲に遭った。前日まで一緒に入院していた人たちの多くが亡くなった。
戦後、現在のさいたま市大宮区に越し、結婚して二人の娘を産んだ。孫の二人は高校生と大学生になった。「若い人たちに戦争を経験させない」。「梅雨空−」の句は、そんな願いも込めた作品だった。
公民館を管轄する市教育委員会は七月、新たな掲載基準をつくる方針を示したが、今月二十四日になって撤回。それでも「世論を二分する内容の作品は
公民館の月報にふさわしくない」との考えを変えていない。
「違う考えであっても、それは月報の読者が評価すればいい。なぜ、公民館に判断されなければならないのか」と女性は憤る。
多くの市民や有識者が市教委の対応を「言葉狩りだ」と問題視している。「日本が戦争に近づいているような雰囲気を、多くの人が感じているのでは。多くの人が問題だと感じ、声を上げてくれるのは心強い」
◆あす市民集会
「梅雨空−」の掲載拒否に反対する市民有志らが二十七日、さいたま市大宮区下町の市民会館おおみや小ホールで、二回目の市民集会を開催する。教育学者の大田堯(たかし)・東大名誉教授らをパネリストに招き、市教委の対応などについて意見を交わす。
七月二十五日に同市内で開いた初集会には約百人が集まった。主催者の一人の団体職員武内暁(さとる)さん(66)は「賛成、反対にこだわらず意見を出し合うことで解決につなげていきたい」と話している。市教委の担当者に集会への出席を要請しているという。
集会は二十七日午後二時から。参加費は五百円(資料代)。さいたま市民以外も参加できる。問い合わせは、武内さん=電090(2173)2591=へ。
<俳句掲載拒否問題> 三橋公民館が発行する月報には、館内で毎月開かれている俳句教室の会員が詠んだ1作品を掲載してきた。掲載作品は、教室の会員約20人が互選で選ぶ方式で、「梅雨空−」の句は7月号の掲載作品に選ばれた。だが公民館側は「掲載できない」と教室側に伝え、俳句欄を削除して7月号を発行。7月4日の本紙朝刊の報道で発覚した。
(東京新聞)
東京新聞より
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014092690071428.html
石破&安倍、日本を戦争に巻き込む計画が存在している!売国奴の遺伝子は、祖父の岸信介譲りのものである!
安倍晋三は日本国民にとって、最も危険な存在である!戦争ビジネスのために若者を殺そうと…集団的自衛権
たった4ヶ月で海外へ52兆5400億円バラマキながら、子育て支援に3千億円不足だという!安倍政権の詭弁は許しがたい!
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