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「はだしのゲン」の衝撃 米少女を漫画家に。小学校時代に「はだしのゲン」を読み。

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「はだしのゲン」の衝撃 米少女を漫画家に。

  小学校時代に「はだしのゲン」を読み。

漫画「はだしのゲン」を小学生時代に読み、
原爆のすさまじさに衝撃を受けた体験を

米国の女性漫画家が描いた短編作品が和訳され、
インターネット上で紹介されて話題になっている。

松江市教委が暴力的な描写を閲覧制限の理由にしたことに
現代の子どもはゲームなどで、もっと暴力的な表現に触れている。

(閲覧制限より)現実の暴力が引き起こす問題を
理解させる方が重要だ。と疑問を投げかけた。

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東京新聞2013年8月23日 夕刊より
………………………………………………

 漫画「はだしのゲン」を小学生時代に読み、
原爆のすさまじさに衝撃を受けた体験を
米国の女性漫画家が描いた短編作品が和訳され、
インターネット上で紹介されて話題になっている。

作者がモデルの主人公は心を揺さぶられ、漫画家を志すきっかけになった。

和訳したのは、小中学校にはだしのゲンの閲覧制限を求めた
松江市教委の対応に疑問を感じた日本人編集者。
二人の「合作」がこの問題に警鐘を鳴らしている。 (上野実輝彦)

 作者はニューヨーク在住のレイナ・テルゲマイヤーさん(36)。
作品は二〇〇二年に発表し、自身のホームページで公開してる「Beginnings(きっかけ)」。

父に勧められ、英訳版のはだしのゲンを読んだ体験を描いた。
原爆の脅威に直面し、少女の心の揺れを表現。

動揺する娘に母がかけた言葉が人生の道しるべになったことや、
漫画の持つ力にひきつけられた心情もにじませている。

 テルゲマイヤーさんは本紙の取材に、小学生でゲンに触れた意義を
「幅広い問題意識を持ち、周囲にもっと目を向けられるようになった。
ショッキングな表現もあるが、読んで良かった」と強調。

松江市教委が暴力的な描写を閲覧制限の理由にしたことに
「現代の子どもはゲームなどで、もっと暴力的な表現に触れている。
(閲覧制限より)現実の暴力が引き起こす問題を理解させる方が重要だ」と疑問を投げかけた。

 和訳した東京都のフリー編集者の男性(45)は「子どもが本と出会う機会を失わせたのに、重大な行為をしている自覚がない松江市教委が腹立たしい」と思い、ゲンに関する情報を集め始めて作品を見つけた。

 「多くの人の目に留めたい」と、本人に和訳して公開したいと連絡したところ、快諾を得て自身のブログに最近掲載した。

 男性は「原爆の背景を知らない米国の少女が、素直な気持ちでゲンを読んで感じたことを知ってもらえれば」と語る。

 男性のブログのアドレスはhttp://lafs.hatenablog.com/
編集といえば出版編集だろjk時代の終焉に備えて
http://lafs.hatenablog.com/
↑↑ブログ名の一部である「編集といえば出版編集」でキーワード検索しても見つかる。

<レイナ・テルゲマイヤー> 1977年、米国サンフランシスコ生まれ。9歳ごろから漫画を描き始め、99年にニューヨークの美術専門学校に入学。2000年からインターネット上で短編作品の発表を始める。小学生の時、歯のけがが原因でいじめを受けた経験を描いた「Smile」(10年)が、米国で最も権威ある漫画賞とされる「アイズナー賞」で部門別の最優秀賞を受賞。好きな漫画家の1人に「はだしのゲン」作者の中沢啓治氏を挙げている。
◆漫画のあらすじ

 9歳の時、父に「読むといいよ」と言われ、はだしのゲンを渡された。「日本に原爆が落ちたと聞いても、ピンとこなかった」が、読んでいくうちに感情移入。

広島への原爆投下の場面まで進むと、
自国の米国による攻撃で多くの人が死んだことに混乱し、
泣きながら両親に「何で米国が日本に?」

「私もそんな目に遭う?」「二度と起きちゃダメ」とまくしたてた。
「もう人生めちゃめちゃ」と嘆く娘に、母は成長を感じたのか、
優しく「逆に、あなたの人生が始まったのね」と背中を押した。

主人公は母の言葉の意味を理解できなかったが、
それからの人生で「いっぱい考えさせられた」と回想している。

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東京新聞2013年8月23日 夕刊より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082302000228.html


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『はだしのゲン』反戦争、反原爆のバイブル 『戦争に行く前に読むべきだった』 イラク戦争元米兵!!

【反核・反戦】中沢啓治さん死去 「ゲンは怒ってるぞ」戦争原爆が無ければ!!

……勇ましい政治屋が核武装、国防軍など、言いふらし、そうなりかねない時勢
……裸足のゲンを、かみしめ、意志を受け継ぐ事は、日本人の使命だろう。

……原発は核兵器工場である。。

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東京新聞より
…………………………………………………

■中沢啓治さん死去 「ゲンは怒ってるぞ」

2012年12月26日 朝刊

「ふまれても ふまれても 強く まっすぐにのびる麦に…」

肺がんのため、七十三歳で亡くなった被爆者で漫画家の中沢啓治さんは、
代表作 「はだしのゲン」の作中で、母親が子どもたちに語り掛ける場面を描いている。

分かりやすい描写と強烈なメッセージで原爆や戦争を告発し、
核兵器廃絶と反戦へ の強い思いを最期まで燃やし続けた中沢さんだったが、

妻ミサヨさん(70)との恋愛話や、漫画家を目指した頃のことは、
にこにこと笑顔で話した。おおらかで、常に 前向きな姿は、
「麦のように」強く生きるゲンがそのまま大きくなったよう。

しかし、父や姉、弟を奪った原爆や戦争の話になると、目つきが鋭くなる。
「戦争、原爆がなければ、家族が散り散りになることも、
僕らの住んでいた広島がめちゃ くちゃになることもなかった」。

戦争責任と原爆の問題を世に問うため、
「こん畜 生、こん畜生」とペンに怒りをぶつけた、と語気を強めた。

二〇〇九年九月、白内障と網膜症、そして右腕の神経障害で漫画家引退を表明。
しかし戦争、原爆への怒りは、ペンを置いてからも続いた。

「しゃべれるうちは言いまっせ、ゲンは怒ってるぞって」。
入退院を繰り返しな がら、講演や取材の依頼を精力的にこなした。
家族が心配すると、「気力がある間はやるんだ」と答えていた。

昨年八月五日には、マツダスタジアムであった広島東洋カープの
試合の始球式に臨んだ。球団創設時からの大ファンだっただけに、
「俺は、どんなことがあってもやる」と心待ちにしていた。

初めてのマウンドは「ピーっと行く(投げられる)と思ったけど、
ベースまで意外と遠かったね」。
手ぶりを交えて振り返った満面の笑みが今も印象に残る。

「中沢さんにとっての平和って何ですか」と小学生に問われ、
「皆さんとこうして 自由に話ができ、意見を交わせること」と優しく答えた。

その背景には、言論の自由が認められず、
戦争に反対した父が非国民呼ばわりされた経験がある。
「どんなこと を言われても戦争だけは反対しろよ」。
そう呼び掛けた言葉は、そのままゲンの思いだろう。

中沢さんには、中学二年になる「元」という名の孫がいる。

核兵器や戦争のない世界を築いていってほしいとの遺志。

未来を担う若い世代が、ゲンとともに受け継ぎ、 実現させてほしい。
(二井理江)

東京新聞 2012年12月26日 より引用
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012122602000107.html

【裸足のゲン】ユーチューブ
http://www.youtube.com/watch?v=TjSxIK8ma0M&sns=tw

『はだしのゲン』松江市教育委員会の閲覧制限。作者の故中沢啓治氏は 『戦争や原爆』を食い止めるためにと

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