吉永小百合、朗読CDに込められた福島への想い
『第二楽章 福島への思い』
ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマ
吉永さんは、
今もふるさとに戻れない
福島の方たちの思いを
私たちみんなで受け止め、
寄り添うことができたら
と福島に思いをはせる。
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女優の吉永小百合さんが朗読CD
「福島に寄り添う」
日本経済新聞 2015/3/2 11:31
原爆詩の朗読をライフワークとしている女優の吉永小百合さんが、東京電力福島第1原発事故の被災者らの詩を朗読したCD「第二楽章 福島への思い」を制作した。東日本大震災から4年になる3月11日に発売される。
吉永さんは「今もふるさとに戻れない福島の方たちの思いを私たちみんなで受け止め、寄り添うことができたら」と福島に思いをはせる。
戦争や原爆の悲劇を二度と繰り返さないためにと、1986年から原爆詩の朗読を続けてきた吉永さんが、福島の詩人和合亮一さんの詩と出合ったのは震災の年の夏。その後も、和合さんが指導する「詩の寺子屋」の子供たちや福島県富岡町から避難を余儀なくされた佐藤紫華子さんの詩と向き合ううちに、CD化への思いが募った。
和合亮一オフィシャルサイト
「佐藤さんの詩はやむにやまれぬ気持ちで書かれた詩で、静かに読んでも思いがすごく伝わってきます。つらい詩もありますが、希望が見えるような作品を選びました」。CDには23編の詩を収録した。
吉永さんは昨年末、帰還困難区域がある福島県葛尾村を訪れた。「想像以上にショックを受けた。自分たちの村がまるまる帰れないところになっている。そういう悲しみは、私が朗読してもなかなか表現し足りないのですが」
避難生活は続いているにもかかわらず、震災は風化しかけていると感じる。「経済最優先になっていて、政治家の方は福島の復興をどう思っているのか、ふるさとに戻すつもりがあるのか、私には見えない」と話す。
「第二楽章」というタイトルは97年の広島編のCDから使用している。
「復興したけど(原爆を)忘れないように穏やかに語り続けようということで付けました。だから福島はまだ『第一楽章』かもしれません」。
長崎、沖縄、福島と続き「次に出さなくてはいけないようなことは起こらないでほしい。第二楽章の4編で終わりにしたいですね」と語った。
朗読には、尺八奏者の藤原道山さんに作曲と演奏を依頼して音楽をつけた。〔共同〕
藤原道山 | HORIPRO
日本経済新聞より
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG02H29_S5A300C1CR0000/
=======
祈るように語り続けたい~吉永小百合朗読会~ 第二楽章 福島への思い | jtcf.jp – 公演/2015/3/10火 (14時30分開場)15時開演、会場 津田ホール、入場料 5,000円 (CD付き、全席指定)CDは公演当日入場時に配布
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吉永小百合、CDに込められた福島への想い
2015年01月26日(月) 20時00分 〈週刊女性〉
東日本大震災からもうすぐ4年。連日伝えられた被災地、被災者の今を聞くことは少なくなった。
そんな中、今年3月に自身も70歳の節目を迎える吉永小百合の朗読CD『第二楽章 福島への思い』が、3月11日に発売される。
「吉永さんにとって朗読はライフワークです。’81 年のNHKドラマ『夢千代日記』で被爆二世を演じて、それまで自分とは関わりのないものと思っていた、原爆と核兵器の問題が実はとても重要な問題だと認識したそう。
自分が原爆詩を読むことで被爆者の方たちが励まされるのであればと、取り組まれてきたわけです」(テレビ局関係者)
吉永小百合 原爆詩朗読『生ましめんかな』栗原貞子・詩!いま地獄の底のような地下室で、若い女が産気づいているのだ…:注)管理人
そして’11 年3月に震災が起きると、原爆問題に加えて原発反対の意を表明。たびたび被災地を訪れるなど、現状を伝えてきた吉永。また朗読会としても、全国各地を回っては被災者の詩を訴えている。
昨年12月6日、山形県山形市のイベントホール『シベールアリーナ』にも彼女の姿があった。チャリティー朗読会のチラシには《祈るように語り続けたい ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマ》とある。
山形は、東京と埼玉に次いで3番目となる、4000以上の福島からの避難者が移り住んでいる地でもある。福島出身者に向けた朗読会でもあったわけだ。
「山形では’05 年に小国町の小さな高校で朗読する機会がありました」
朗読に先立って、今回が山形で2回目の朗読会であることを告げた吉永。その第1回目の朗読会を主催したのが、この日聴講者として来場していた、震災ボランティアなども行う活動団体『葉っぱ塾』代表の八木文明さんだ。
「’99 年だったと思うんですけども、山形でもぜひ朗読会をとお手紙を出させていただいたのが最初です。吉永さんは、手紙はすべて目を通して、時間をかけてご自分で返事を書かれる方だそうです。3か月くらいしましたら、吉永さんからお手紙をいただいたんですが、やはりご依頼がたくさんあるそうで、“今すぐにはお答えできませんが、いつか機会がございましたら”とありました。私のほうでは、やんわりとお断りされたと受け止めていたんです」
それでも以降、『葉っぱ塾』での活動内容をまとめた小冊子を年数回送り続けていた八木さん。
すると’05 年2月、《秋くらいに時間がとれそうです》との連絡が。そして同年10月、ついに山形で初めて、吉永による朗読会が実現したのだという。
「そのときに初めてお会いしました。お話しさせていただくと、私どもの活動内容を読んでくださっているんだなと伝わってきましたね」(八木さん)
〈週刊女性〉より
http://www.jprime.jp/entertainment/woman_talent/6474/
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吉永小百合 原爆詩朗読『生ましめんかな』栗原貞子・詩!いま地獄の底のような地下室で、若い女が産気づいているのだ…
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「福島に寄り添う」
日本経済新聞 2015/3/2 11:31
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吉永さんは「今もふるさとに戻れない福島の方たちの思いを私たちみんなで受け止め、寄り添うことができたら」と福島に思いをはせる。
戦争や原爆の悲劇を二度と繰り返さないためにと、1986年から原爆詩の朗読を続けてきた吉永さんが、福島の詩人和合亮一さんの詩と出合ったのは震災の年の夏。その後も、和合さんが指導する「詩の寺子屋」の子供たちや福島県富岡町から避難を余儀なくされた佐藤紫華子さんの詩と向き合ううちに、CD化への思いが募った。
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吉永さんは昨年末、帰還困難区域がある福島県葛尾村を訪れた。「想像以上にショックを受けた。自分たちの村がまるまる帰れないところになっている。そういう悲しみは、私が朗読してもなかなか表現し足りないのですが」
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「第二楽章」というタイトルは97年の広島編のCDから使用している。
「復興したけど(原爆を)忘れないように穏やかに語り続けようということで付けました。だから福島はまだ『第一楽章』かもしれません」。
長崎、沖縄、福島と続き「次に出さなくてはいけないようなことは起こらないでほしい。第二楽章の4編で終わりにしたいですね」と語った。
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