どんな理不尽にも我慢する従順な国民性が、国を破滅させる「戦争」を「平和」と言い換える安倍政権！山崎氏

どんな理不尽にも我慢する

従順な国民性が、

国を破滅させる

「戦争」を「平和」と

言い換える安倍政権！

山崎雅弘氏

「戦争」を「平和」と言い換え、意味が正反対の言葉を使う「ダブルスピーク」など、

現政権の行動は『1984』と驚くほど一致しており、国民の側でも現状を批判的に認識するための「必読書」になっていると思います。

生きているうちにこんな時代が来るとは思いませんでした。

> 山口二郎今日、ある憲法学者としゃべっていて、今年は戦後70年で、天皇機関説事件から80年という節目だと教えられた。

学者にとっては重要な年だ。狂信的な権力者が学問を弾圧してから、戦争で国が亡ぶまで10年しかかからなかったことに、改めて気づかされた。

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どんな理不尽にも我慢する

従順な国民性が、

国を破滅させる：山崎雅弘氏」　

晴耕雨読

https://twitter.com/mas__yamazaki

自民党は１７日、ＮＨＫと日本民間放送連盟で作る「放送倫理・番組向上機構」（ＢＰＯ）について、政府が関与する仕組みの創設を含めて組織のあり方を検討する方針を固めた（毎日）http://bit.ly/1EZ8UDz

これは非常に重要な動き。

具体的な「政府の検閲機構」に言及し始めた。

「自民党幹部は『政府側の人間や官僚ＯＢを入れるなど別の方法もある』と述べ、政府がＢＰＯに一定程度、関与できる仕組み作りは可能との認識を示した」

時の与党に絶大な権限を付与する自民党改憲案と組み合わせれば、共産党政権下の中国と同様、時の権力が放送を支配する国家体制が完成する。

「自民党の新憲法がダメなら、また国民投票をやって元に戻せばいい」という甘い考えは、恐らく通用しない。

いったん与党案の憲法に変わったら、それに対する疑義は全て「公共の秩序を脅かす」との名目で取り締まりの対象になる。

大手メディアで議論できない。

「再変更は不可」という仕様になっている。

自民党の鬼木誠議員「NHKに国の見解に反するような放送をする自由はない」と国営放送扱いして「絶賛」される（BUZZAP）http://bit.ly/1cJmD6y

「この委員会では『そうだ！そうだ！』と賛同の合いの手が入り、異様な雰囲気」　

強権政治は恫喝と勢いで国民を服従させる。

2015年3月24日の衆議院総務委員会で自民党の鬼木誠議員は「反日自虐番組」「中国・韓国を利するような反日自虐放送」等の言葉を使っているが「反日」の定義は無い。

時の権力側にいる人間が「反日」と断定すれば、対象は「社会の敵」になる。

古今東西の歴史で繰り返された独裁政治の古典的手法。

首相動静（４月１７日）（時事）http://bit.ly/1Dy5F3K

「午後３時３分から同２０分まで、ＴＢＳの井上弘会長、武田信二社長」

ＴＢＳの会長と社長が、現在のような社会変化の中で首相と面会し、何を話したかは説明しない。

これだけでＴＢＳ社員には充分な「メッセージ」になる。

自民、異例の修正要求　社民・福島氏、国会で「戦争法案」発言（朝日）http://bit.ly/1bfuicj 　

国会での政治家の発言の正確な記録は「歴史」だが、時の権力者の意向に迎合して発言内容を改竄することは「歴史修正」になる。

日本は独裁体制に向けてアクセルをベタ踏みしている。

大手メディアが甘やかして叱らないので、今の日本の与党議員はしつけのされていない子供のように傍若無人な態度をとる。

国会など公的会議での議員や参加者の発言を記録し、国民に公開して情報を共有することは民主主義国では基本中の基本だが、独裁国家では時の権力の意向に沿う形へと書き換えられる。

自民、政権批判発言に照準　テレ朝・ＮＨＫ聴取（朝日）http://bit.ly/1bfuxnN

「自民の狙いはテレ朝の『報ステ』だ」

「調査会幹部の一人は『ＮＨＫはどうでもいい。狙いはテレ朝だ』と話す」

ここまで公然と「メディアへの圧力」が確認されているのに、大手メディアは戦わない。

自分の職業に「誇り」や「社会的責任の自覚」を持つ人間なら、それが理不尽に壊されそうになると全力で「戦う」。

それがプロフェッショナルと呼ばれる人だと思う。

世界に目を向ければ、命の危険に遭っても戦い続ける人がいるが、日本では少し脅かされただけで萎縮して戦いを放棄する大人が増えている。

戦前戦中の日本は、人権や人道、人命を著しく軽視・無視した国家体制だったが、日本国民はそれでも最後まで「反乱」を起こさず、玉音放送まで我慢し続けて、玉砕（軍人）や集団自決（市民）という形で国家体制に従った。

疑問を抱く者、従わない者は「非国民」と罵倒され、社会から実質的に追放された。

「どんな理不尽にも我慢する従順な国民性」が、国を破滅させるという一面がある。

個人としての判断を停止した従順さは、必ずしも社会や（国民の集合体としての）「国」のためにならない、という冷徹な現実認識を、過去の日本国民が払った犠牲を無駄にしないためにも、社会で共有する必要があると思う。

> 内田樹この「歴史の書き換え」は『1984』での「真理省」の仕事そのままです。きっと自民党の議員たちは『1984』が必読図書として指定されていて、あの物語の中の「党」の施策を全部実現するという課題を粛々とこなしているのでしょう。

「戦争」を「平和」と言い換え、意味が正反対の言葉を使う「ダブルスピーク」など、現政権の行動は『1984』と驚くほど一致しており、国民の側でも現状を批判的に認識するための「必読書」になっていると思います。

生きているうちにこんな時代が来るとは思いませんでした。

> 山口二郎今日、ある憲法学者としゃべっていて、今年は戦後70年で、天皇機関説事件から80年という節目だと教えられた。学者にとっては重要な年だ。狂信的な権力者が学問を弾圧してから、戦争で国が亡ぶまで10年しかかからなかったことに、改めて気づかされた。

> 山口二郎今の為政者が大学と報道機関を徹底して叩くことの理由は、歴史を振り返ればよくわかる。この2つが権力に屈服したら、政治権力は社会を一色に塗りたくることができるから。政治家は勉強はしてなくても、このことだけは本能的に体得しているのだなあ。詠嘆している場合ではない。

晴耕雨読より
http://sun.ap.teacup.com/souun/17161.html#readmore

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