安倍の徴兵への策略!
予備自衛官を雇ったら法人税減税!
自衛隊志願者が激減、
安倍政権が
経済的徴兵制を具体化…
予備自衛官を雇ったら法人税減税! 自衛隊志願者やっぱり激減で、安倍政権がいよいよ経済的徴兵制を具体化|LITERA/リテラ(SP) 本と雑誌の知を再発見
防衛省は、企業と連携した
徴兵システムの構築を、
いまこそ具体的に
現実化させようとしている。
そもそも、「経済的徴兵制」には、
経済界の思惑も密接にかかわっている。
経団連などの経済界は
集団的自衛権の行使を
積極的に政府へ要請してきたが、
既報の通り、その裏側には
武器輸出の問題が絡んでいる。
全文は下記に…
奨学金、借金返せなくなったら軍隊に送り込む「経済的徴兵制」促した人物は日本学生支援機構・運営評議会委員/山本太郎議員、田中龍作ジャーナルより
安倍晋三、徴兵制度の復活は【私の歴史的使命】2013年8月13日、後援会主催会合 /あなたの子、孫が安倍軍隊!
そして徴兵!自衛隊に迫る真の危機、現場で働く隊員がまったく足りない!戦争派兵で災害救助はどうなる…誰が日本を守るのか…
安保法案の狙いは武器輸出、経団連=軍需産業が安倍政権を動かしていた!血税で武器バラマキ計画、死の商人安倍家らの戦争ビジネス!
安保法案成立で、血税が強奪され、武器・防衛費が増大!社会保障費はさらに削減!安倍の兄は軍需産業・三菱…死の商人の家系!
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予備自衛官を雇ったら法人税減税! 自衛隊志願者やっぱり激減で、安倍政権がいよいよ経済的徴兵制を具体化|LITERA/リテラ(SP) 本と雑誌の知を再発見
やはり安倍政権は「徴兵制」を目論んでいる──そう思わざるを得ないニュースが報じられた。
なんと、政府と自民党が「予備自衛官などの雇用を増やした企業に対して法人税を控除する」というプランをもちだしたのだ。
予備自衛官とは、有事のときに予備要員として召集される非常勤の自衛官のこと。
この予備自衛官の数は2005年には4万1744人だったが、昨年は3万7271人と減少傾向にある。
そのため防衛省は、予備自衛官を2人以上、かつ10%以上増やした企業に対し、1人あたり40万円の法人税控除を行う要望案を提示。
自民党の国防部会がこれを先月17日に了解したという。
1人あたり40万円も法人税が控除されるとなれば、企業側にとってはかなり大きい。
この案が実現すれば、企業は積極的に予備自衛官を雇用し、求職者にとっても予備自衛官であることが採用アピールにつながるだろう。
つまり、この予備自衛官雇用の法人税控除案は、間接的な「経済的徴兵制」と言えるものだ。
安倍首相は安保法制議論で徴兵制について「典型的な無責任なレッテル貼り」と否定、
憲法違反の安保法制を押し通しながら「徴兵制は明確に憲法違反」などと明言してきた。
だが、安保法制に反対する人びとが懸念しているのは、むしろ「経済的徴兵制」の問題だ。
たとえば財務省は、先日、国立大の授業料の大幅値上げを発表。
現在の国立大の授業料は標準で54万円だが、2031年度には現在の私大平均授業料(約86万円)よりも高い93万円まで引き上げるとしている。
非正規雇用が4割、子どもの貧困は過去最低の16.3%という現在の状況から考えても、
この授業料引き上げは実質的に「経済的徴兵制」を加速させることは間違いない。
実際、安保法制の成立によって自衛隊は「経済的徴兵制」なくしては成り立たないことは明白な事実だ。
ジャーナリストの布施祐仁氏が先日、上梓した『経済的徴兵制』(集英社新書)のなかで、その問題点に多岐にわたる角度から鋭く切り込んでいる。
2/まず、時下の問題として挙げられるのは、自衛官の退職者・志願者数の減少だ。
安倍首相は7月のニコニコ生放送で「いま自衛隊に応募する方は多く、競争率は7倍なんです」
「(集団的自衛権の行使容認によって)応募する人は減るはずだと(中略)批判をされているんですが、
実は7倍のままなんです」と勝ち誇ったように語ったが、実際は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した2014年度、
自衛隊の志願者数は、「任期制」隊員が〈二〇〇〇人以上減少〉、「非任期制」も一般曹候補生が〈三〇〇〇人以上〉、
一般幹部候補生は〈五〇〇人以上〉も減少している。
しかも、〈「任期制」隊員では、「採用目標」を達成するために年度末ぎりぎりまで募集を実施〉していた。
この志願者数の激減について、安倍首相は決して集団的自衛権の影響を認めないが、
布施氏が情報公開請求を行った防衛省の資料(九州・沖縄地方の地方協力本部長会議の説明資料)では、
しっかりと〈「企業の雇用状況改善」とともに「集団的自衛権に関する報道」を要因に挙げ〉られているという。
さらに退職者の数も同様で、14年度の退職者は13年度よりも500人以上も増加。
これもまた集団的自衛権の影響と思われるが、少子化で自衛隊員の確保が難しくなっているなかで、
さらに安保法制の成立で志願者・退職者が今後減少することは目に見えている。
安保法制によって自衛隊の活動は大幅に拡大する一方で、それを支える隊員の数は減少。
しかし徴兵制の導入を検討すれば非難を浴びることは必至……。
そうなると、“背に腹は変えられない”人びとをターゲットにしようと考えるのは自然な流れだ。
事実、「経済的徴兵制」を敷いていると言っていい状況のアメリカでは、
〈一定期間以上軍務に就いた者に大学の学費や職業訓練を受けるための費用を給付〉する奨学金制度を1944年に制定、
これによって〈それまで一部の富裕層しか入ることのできなかった大学に大量の復員兵が入学し
(二年間で一〇〇万人以上が入学し、一九四七年には全米の学生の半数は復員兵が占めた)、
その後のアメリカの中流階級形成の原動力になったといわれている〉という。
しかも2008年に新設された制度では、〈九・一一以降に九〇日以上軍務に就いた兵士を対象に、
大学の学費全額に加えて、住宅手当や教科書などの必需品の費用まで給付〉
〈権利を配偶者や子どもに譲渡することも可能〉となった。
布施氏は、アメリカの「経済的徴兵制」の現実について、このように述べている。
〈戦争は、大量の武器や弾薬とともに人間の命も消耗する。
そして、消耗される命のほとんどは、愛国心に燃えた富裕層の若者ではなく、
教育を受けたり病院にかかったりする基本的な権利すら奪われている貧困層の若者なのである〉
こうしたアメリカの先行例は、日本でも十分、通用する話だろう。
というのも、現在の日本では〈昼間の四年制大学に通う学生のうち、奨学金を受けている割合は五二・五%〉にも上り、
〈卒業後に背負う借金は、大学生で平均約三〇〇万円、大学院まで進学すると多いケースで一〇〇〇万円にも達する〉からだ。
さらに前述したように、アベノミクスによって非正規雇用の割合は4割と増えており、
〈奨学金返還滞納者の一八%が「無職」〉という現実がある。
そこに授業料の値上げが追い打ちをかければ、アメリカ同様、貧困層の学生が大学進学と引き換えに徴兵を選択することは想像に難しくない。
しかも、この「経済的徴兵制」は、すでに具体的に日本で検討されはじめていることでもある。
たとえば、〈(大学)卒業後に自衛隊に入隊して「衛生・技術系幹部」になる意志を持つ医学・理工系の学生あるいは大学院生を対象に、
月額五万四〇〇〇円の奨学金を支給する〉「貸費学生」という制度があるが、これは現在、毎年十数名程度しか採用されていない。
しかし、防衛省ではこれを拡充することを検討項目としている。
さらに問題なのは、“自衛隊と企業の提携”による徴兵だ。2014年に開かれた文科省の有識者会議にて、
前原金一・経済同友会専務理事(当時)は「(職に就けず奨学金返済を延滞している若者を)
防衛省でインターンシップさせたらどうか」と発言したが、
この発言について中谷元防衛相は今年8月26日に安保特別委で辰巳孝太郎・共産党議員の質問を受けて、
〈(前原氏の発言以前に)防衛省の方から前原氏に対して自衛隊への「インターンシップ・プログラム」を提案した〉のだと答弁。
しかし、このとき明らかになった驚愕の事実は、〈防衛省が提案したのは、奨学金返済を延滞している無職の若者ではなく、
企業の新規採用者を「実習生」として一任期(二年間)限定で受け入れるプログラムであった〉ということ。
つまり、〈その企業に就職した人は業務命令として自衛隊に派遣され、二年間その業務に当たらなければならな〉くなる、という話だったわけだ。
このとき明らかになった防衛省の内部文書によると、このプログラムによる企業側のメリットは
〈自衛隊で鍛えられた自衛隊製“体育会系”人材を毎年、一定数確保することが可能〉であること、
防衛省側のメリットは〈厳しい募集環境の中、「援護」不要の若くて有為な人材を毎年一定数確保できる〉ことだという。
本書の著者である布施氏は〈この構想は目新しいものではなく、防衛省・自衛隊が以前から検討してきたもの〉だとし、
07年にも防衛省は同じ構想を検討していたことや、遡ると1970年代の段階から
〈自衛隊と民間企業の「人事交流構想」〉があったことを明らかにしているが、問題は当の内部文書に
〈企業側との関係が進めば、将来的には予備自(衛官)としての活用も視野〉と書かれていることだろう。
今回もち上がった予備自衛官雇用による法人税控除は、このプログラムの実現を後押しするものになりえる。
すなわち防衛省は、企業と連携した徴兵システムの構築を、いまこそ具体的に現実化させようとしているのではないだろうか。
しかも、前原氏が発言した奨学金の返済に困っている人に対するインターンシップ制度にしても、導入が検討されてもおかしくはない。
いや、アメリカ並みの奨学金制度の構築なども検討しなくては、安保法制後の自衛隊を支えることはもはや難しいのではないか、とも思えてくる。
その上、自己責任論が幅を利かせるいまの日本の空気では、「国の金で大学に行くのなら、それくらい奉仕して当然」などという声もあがりかねない。
だが、忘れてはならないのは、本書でも言及されている通り、
アメリカでは〈退役軍人の学生のうち八八%が初年度で退学し、卒業するのはわずか三%〉
〈とりわけアフガニスタンやイラクからの帰還兵はPTSDなどで通学を継続するのが容易ではない〉という事実だ。
インターンシップといえば聞こえはいいが、農業体験や地域奉仕活動などとは根本的にまったく違う。
安保法制成立後の自衛隊に入るというのは、戦地に赴くという命がかかった問題なのだ。
本来は「貧しいけれど大学に行って勉強したい」という若者の願いは、社会制度によって叶えられるべきだ。
それを命と引き換えにしなくてはならないとなれば、この国で生きるのに夢などもてるはずもない。
そもそも、「経済的徴兵制」には、経済界の思惑も密接にかかわっている。
経団連などの経済界は集団的自衛権の行使を積極的に政府へ要請してきたが、既報の通り、その裏側には武器輸出の問題が絡んでいる。
本書でもその問題は深く掘り下げられているが、〈自衛隊の海外での活動の拡大が、そのまま武器輸出ビジネスに直結〉しているのである。
布施氏は、本書のなかでこう述べている。
〈政府が自衛隊(自衛官の死)を海外での国益追求のツールとして活用しようとしていることと、
国内で非正規雇用を増やして貧困と格差を広げるような政策をとっていることには、底流に共通する思想がある。
それは、国民一人ひとりの人権や生命より国策や国益を優先させる思想である。国民を、国策や国益実現のための「資源」として捉えているのだ〉
安保法制を考える上で「経済的徴兵制」は切り離しては考えられない重要な問題だ。「経済的徴兵制」というと、
徴兵制よりソフトな印象をもっている人もいるかもしれないが、ある面では徴兵制以上に悪質なところもある。
戦争を決定する人間と実際に戦地で戦わされる人間が完全に分離し、
為政者や経済的強者は戦場の悲惨な実態も痛みも知ることがないまま戦争を遂行することになり、
歯止めがきかない。不幸な国の負のスパイラルに陥るかどうかという、誰にとっても他人事ではない話なのだ。
甘言を弄する安倍首相に騙されないためにも、ぜひ一人でも多くの人に本書を読んでほしいと思う。
(水井多賀子)
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全文は下記に…
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そして徴兵!自衛隊に迫る真の危機、現場で働く隊員がまったく足りない!戦争派兵で災害救助はどうなる…誰が日本を守るのか…
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やはり安倍政権は「徴兵制」を目論んでいる──そう思わざるを得ないニュースが報じられた。
なんと、政府と自民党が「予備自衛官などの雇用を増やした企業に対して法人税を控除する」というプランをもちだしたのだ。
予備自衛官とは、有事のときに予備要員として召集される非常勤の自衛官のこと。
この予備自衛官の数は2005年には4万1744人だったが、昨年は3万7271人と減少傾向にある。
そのため防衛省は、予備自衛官を2人以上、かつ10%以上増やした企業に対し、1人あたり40万円の法人税控除を行う要望案を提示。
自民党の国防部会がこれを先月17日に了解したという。
1人あたり40万円も法人税が控除されるとなれば、企業側にとってはかなり大きい。
この案が実現すれば、企業は積極的に予備自衛官を雇用し、求職者にとっても予備自衛官であることが採用アピールにつながるだろう。
つまり、この予備自衛官雇用の法人税控除案は、間接的な「経済的徴兵制」と言えるものだ。
安倍首相は安保法制議論で徴兵制について「典型的な無責任なレッテル貼り」と否定、
憲法違反の安保法制を押し通しながら「徴兵制は明確に憲法違反」などと明言してきた。
だが、安保法制に反対する人びとが懸念しているのは、むしろ「経済的徴兵制」の問題だ。
たとえば財務省は、先日、国立大の授業料の大幅値上げを発表。
現在の国立大の授業料は標準で54万円だが、2031年度には現在の私大平均授業料(約86万円)よりも高い93万円まで引き上げるとしている。
非正規雇用が4割、子どもの貧困は過去最低の16.3%という現在の状況から考えても、
この授業料引き上げは実質的に「経済的徴兵制」を加速させることは間違いない。
実際、安保法制の成立によって自衛隊は「経済的徴兵制」なくしては成り立たないことは明白な事実だ。
ジャーナリストの布施祐仁氏が先日、上梓した『経済的徴兵制』(集英社新書)のなかで、その問題点に多岐にわたる角度から鋭く切り込んでいる。
2/まず、時下の問題として挙げられるのは、自衛官の退職者・志願者数の減少だ。
安倍首相は7月のニコニコ生放送で「いま自衛隊に応募する方は多く、競争率は7倍なんです」
「(集団的自衛権の行使容認によって)応募する人は減るはずだと(中略)批判をされているんですが、
実は7倍のままなんです」と勝ち誇ったように語ったが、実際は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した2014年度、
自衛隊の志願者数は、「任期制」隊員が〈二〇〇〇人以上減少〉、「非任期制」も一般曹候補生が〈三〇〇〇人以上〉、
一般幹部候補生は〈五〇〇人以上〉も減少している。
しかも、〈「任期制」隊員では、「採用目標」を達成するために年度末ぎりぎりまで募集を実施〉していた。
この志願者数の激減について、安倍首相は決して集団的自衛権の影響を認めないが、
布施氏が情報公開請求を行った防衛省の資料(九州・沖縄地方の地方協力本部長会議の説明資料)では、
しっかりと〈「企業の雇用状況改善」とともに「集団的自衛権に関する報道」を要因に挙げ〉られているという。
さらに退職者の数も同様で、14年度の退職者は13年度よりも500人以上も増加。
これもまた集団的自衛権の影響と思われるが、少子化で自衛隊員の確保が難しくなっているなかで、
さらに安保法制の成立で志願者・退職者が今後減少することは目に見えている。
安保法制によって自衛隊の活動は大幅に拡大する一方で、それを支える隊員の数は減少。
しかし徴兵制の導入を検討すれば非難を浴びることは必至……。
そうなると、“背に腹は変えられない”人びとをターゲットにしようと考えるのは自然な流れだ。
事実、「経済的徴兵制」を敷いていると言っていい状況のアメリカでは、
〈一定期間以上軍務に就いた者に大学の学費や職業訓練を受けるための費用を給付〉する奨学金制度を1944年に制定、
これによって〈それまで一部の富裕層しか入ることのできなかった大学に大量の復員兵が入学し
(二年間で一〇〇万人以上が入学し、一九四七年には全米の学生の半数は復員兵が占めた)、
その後のアメリカの中流階級形成の原動力になったといわれている〉という。
しかも2008年に新設された制度では、〈九・一一以降に九〇日以上軍務に就いた兵士を対象に、
大学の学費全額に加えて、住宅手当や教科書などの必需品の費用まで給付〉
〈権利を配偶者や子どもに譲渡することも可能〉となった。
布施氏は、アメリカの「経済的徴兵制」の現実について、このように述べている。
〈戦争は、大量の武器や弾薬とともに人間の命も消耗する。
そして、消耗される命のほとんどは、愛国心に燃えた富裕層の若者ではなく、
教育を受けたり病院にかかったりする基本的な権利すら奪われている貧困層の若者なのである〉
こうしたアメリカの先行例は、日本でも十分、通用する話だろう。
というのも、現在の日本では〈昼間の四年制大学に通う学生のうち、奨学金を受けている割合は五二・五%〉にも上り、
〈卒業後に背負う借金は、大学生で平均約三〇〇万円、大学院まで進学すると多いケースで一〇〇〇万円にも達する〉からだ。
さらに前述したように、アベノミクスによって非正規雇用の割合は4割と増えており、
〈奨学金返還滞納者の一八%が「無職」〉という現実がある。
そこに授業料の値上げが追い打ちをかければ、アメリカ同様、貧困層の学生が大学進学と引き換えに徴兵を選択することは想像に難しくない。
しかも、この「経済的徴兵制」は、すでに具体的に日本で検討されはじめていることでもある。
たとえば、〈(大学)卒業後に自衛隊に入隊して「衛生・技術系幹部」になる意志を持つ医学・理工系の学生あるいは大学院生を対象に、
月額五万四〇〇〇円の奨学金を支給する〉「貸費学生」という制度があるが、これは現在、毎年十数名程度しか採用されていない。
しかし、防衛省ではこれを拡充することを検討項目としている。
さらに問題なのは、“自衛隊と企業の提携”による徴兵だ。2014年に開かれた文科省の有識者会議にて、
前原金一・経済同友会専務理事(当時)は「(職に就けず奨学金返済を延滞している若者を)
防衛省でインターンシップさせたらどうか」と発言したが、
この発言について中谷元防衛相は今年8月26日に安保特別委で辰巳孝太郎・共産党議員の質問を受けて、
〈(前原氏の発言以前に)防衛省の方から前原氏に対して自衛隊への「インターンシップ・プログラム」を提案した〉のだと答弁。
しかし、このとき明らかになった驚愕の事実は、〈防衛省が提案したのは、奨学金返済を延滞している無職の若者ではなく、
企業の新規採用者を「実習生」として一任期(二年間)限定で受け入れるプログラムであった〉ということ。
つまり、〈その企業に就職した人は業務命令として自衛隊に派遣され、二年間その業務に当たらなければならな〉くなる、という話だったわけだ。
このとき明らかになった防衛省の内部文書によると、このプログラムによる企業側のメリットは
〈自衛隊で鍛えられた自衛隊製“体育会系”人材を毎年、一定数確保することが可能〉であること、
防衛省側のメリットは〈厳しい募集環境の中、「援護」不要の若くて有為な人材を毎年一定数確保できる〉ことだという。
本書の著者である布施氏は〈この構想は目新しいものではなく、防衛省・自衛隊が以前から検討してきたもの〉だとし、
07年にも防衛省は同じ構想を検討していたことや、遡ると1970年代の段階から
〈自衛隊と民間企業の「人事交流構想」〉があったことを明らかにしているが、問題は当の内部文書に
〈企業側との関係が進めば、将来的には予備自(衛官)としての活用も視野〉と書かれていることだろう。
今回もち上がった予備自衛官雇用による法人税控除は、このプログラムの実現を後押しするものになりえる。
すなわち防衛省は、企業と連携した徴兵システムの構築を、いまこそ具体的に現実化させようとしているのではないだろうか。
しかも、前原氏が発言した奨学金の返済に困っている人に対するインターンシップ制度にしても、導入が検討されてもおかしくはない。
いや、アメリカ並みの奨学金制度の構築なども検討しなくては、安保法制後の自衛隊を支えることはもはや難しいのではないか、とも思えてくる。
その上、自己責任論が幅を利かせるいまの日本の空気では、「国の金で大学に行くのなら、それくらい奉仕して当然」などという声もあがりかねない。
だが、忘れてはならないのは、本書でも言及されている通り、
アメリカでは〈退役軍人の学生のうち八八%が初年度で退学し、卒業するのはわずか三%〉
〈とりわけアフガニスタンやイラクからの帰還兵はPTSDなどで通学を継続するのが容易ではない〉という事実だ。
インターンシップといえば聞こえはいいが、農業体験や地域奉仕活動などとは根本的にまったく違う。
安保法制成立後の自衛隊に入るというのは、戦地に赴くという命がかかった問題なのだ。
本来は「貧しいけれど大学に行って勉強したい」という若者の願いは、社会制度によって叶えられるべきだ。
それを命と引き換えにしなくてはならないとなれば、この国で生きるのに夢などもてるはずもない。
そもそも、「経済的徴兵制」には、経済界の思惑も密接にかかわっている。
経団連などの経済界は集団的自衛権の行使を積極的に政府へ要請してきたが、既報の通り、その裏側には武器輸出の問題が絡んでいる。
本書でもその問題は深く掘り下げられているが、〈自衛隊の海外での活動の拡大が、そのまま武器輸出ビジネスに直結〉しているのである。
布施氏は、本書のなかでこう述べている。
〈政府が自衛隊(自衛官の死)を海外での国益追求のツールとして活用しようとしていることと、
国内で非正規雇用を増やして貧困と格差を広げるような政策をとっていることには、底流に共通する思想がある。
それは、国民一人ひとりの人権や生命より国策や国益を優先させる思想である。国民を、国策や国益実現のための「資源」として捉えているのだ〉
安保法制を考える上で「経済的徴兵制」は切り離しては考えられない重要な問題だ。「経済的徴兵制」というと、
徴兵制よりソフトな印象をもっている人もいるかもしれないが、ある面では徴兵制以上に悪質なところもある。
戦争を決定する人間と実際に戦地で戦わされる人間が完全に分離し、
為政者や経済的強者は戦場の悲惨な実態も痛みも知ることがないまま戦争を遂行することになり、
歯止めがきかない。不幸な国の負のスパイラルに陥るかどうかという、誰にとっても他人事ではない話なのだ。
甘言を弄する安倍首相に騙されないためにも、ぜひ一人でも多くの人に本書を読んでほしいと思う。
(水井多賀子)
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集団的自衛権を認めると、米国からの派兵要求は断れない!自衛隊員に多数の死者=徴兵制度/元防衛官僚。自衛隊に入る人が少なくなり、したがって徴兵制度になる可能性が!
狙いは徴兵制だった!安倍内閣と一体の右派組織「日本会議」の究極の狙い!国家神道・神社本庁、新興宗教…
トルコが米国らとISISを支援!戦争法によって自衛隊は米国の傭兵として中東に送り込まれる!戦争ビジネス …米軍産複合体・日本軍需産業の儲けのために戦火を交えることになる! 兵頭に訊こう/米軍産複合体・日本軍需産業の儲けのために戦火を交えることになる! トルコは、米国などとともにISISに武器弾薬などを与えて支援していた。トルコがISISを支援していることは、
日本を除いて世界の常識になっている。トルコ軍のF-16戦闘機がロシア軍のSu-24爆撃機を撃墜した事件は、一歩間違えば第三次世界大戦にいたる事件であった。しかもまだその可能性は消えたわけではない。その動機は、トルコのエルドアン大統領一家の、私腹を肥やす、実に卑小なものだった。
安倍政権「対中開戦」準備予算、来年度に盛り込む!敵は中国「戦争野心」隠さぬ!増税、増税になるだろう!/日刊ゲンダイ/防衛省も来年度予算で、南シナ海での対中衝突を想定しているような兵器調達を一気呵成に進めようとしている。安倍政権の「野心」は、米国の手のひらの上で転がされている。
豊かな国なんて大嘘!日本の子どもは6人に1人が貧困状態!子どもに貧困を押しつける国・日本!安倍で加速…!将来的には国を支える子どもたちの貧困を、見て見ぬふりしているようでは日本に未来はないだろう!
米国の凋落、経済成長を各国に求める!米財務長官…沈みゆく貧困大国アメリカ…日本の金と自衛隊を狙う!生き残れない国へ加速!米の貧困大国の姿は日本の近未来!
創価学会票が自民党支持から逃げる!戦争法案で創価学会、シニア大量脱会の恐れ!小沢一郎代表、選挙モード 「オリーブの木」共産党も選挙協力・支援を編成して「大圧勝しよう」と「完全選挙モード」に突入している。
北朝鮮、金正恩は米戦争屋CIAの傀儡!日米安保マフィアは北朝鮮脅威を口実に防衛予算増額を要求できる! 新ベンチャー革命/北朝鮮の水爆保有宣言と潜水艦発射弾道ミサイル実験は日韓国民を恐怖に陥れるショックドクトリン効果を狙ったものと思われます。北朝鮮は日韓国民に向かって、北はいつでも核ミサイルを使って日韓を攻撃できると宣伝しているわけです。日米の防衛予算増額要求のために北朝鮮脅威は絶好の口実になります。極東米軍は、年数千億円ものオモイヤリ予算をわれら日本国民の血税からもらっています。
癌細胞は味噌が嫌い!みそ汁1日3杯で乳がん40%減!原爆・放射能にも勝った味噌!胃がん、前立腺ガン、肝臓癌など。ガン予防、再発防止にも「みそスープ」ダイエット、便秘、美肌にも/そして「緑茶」国立がん研究センター発表、緑茶1日5杯で死亡リスク低くなる。
緑茶はストロンチウムの吸収を防ぐ!日本の緑茶には放射線に対する防護作用がある!味噌と緑茶の癌、放射能対策!
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