石破氏デモ批判「テロ」とは、
そら恐ろしい!
石破氏個人の本音か、自民党の体質か。
許し難い!
法案は言論弾圧、政治弾圧に
利用される可能性を示唆している。
河北新報 社説より2013・12・4
………………………………………………
政治家個人としての本音が漏れたのか、それとも、この巨大与党と政権が持つ体質の一端が表出したのか。いずれにしても、そら恐ろしい認識だ。
自民党の石破茂幹事長が、特定秘密保護法案に反対する市民らのデモについて「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」と、自身のブログにつづった。
主権者である国民の正当な意思表示の行動を、テロになぞらえ批判したのである。
その後、陳謝、訂正したとはいえ、その中でも大音量のデモは「本来あるべき民主主義の手法とは異なる」と再び批判した。
憲法が保障する言論と表現の自由を脅かしかねず、民主国家を担う与党指導者の見解としては、とても看過できない。
6日の国会会期末を控え、参院審議がヤマ場を迎える秘密保護法案については、秘密の定義が曖昧で、政府による恣意(しい)的な拡大解釈の懸念が拭えない。
法案はテロ防止に関する情報漏えいを阻止することも目的に掲げる。そのテロの定義も曖昧。政府に反対するデモもテロとして監視対象になるのかとの不安や疑念が起こるのは当然だ。
きのうの参院審議で参考人の江藤洋一氏(日弁連)は石破氏の発言に関連し「法案は言論弾圧、政治弾圧に利用される可能性を示唆している」と述べた。
石破発言が、そうした危うさを裏付けることになったことを政府・与党は重く受け止め、今後の審議に臨むべきだ。
石破氏は訂正ブログでも「一般の人に畏怖の念を与え、大音量で自己の主張を述べるような手法は、本来あるべき民主主義とは相いれない」と主張した。
当初のブログと合わせ、やり玉に挙げたのは「絶叫戦術」「大音量」という手法だ。
それなら、選挙運動での候補者の演説や選挙カーでの連呼は、テロとあまり変わりがないのでしょうか、石破さん。
デモの参加人数が膨らめば、示威行動なのだから大音量にならざるを得ない。このところの国会周辺デモで、法律・条例違反があったとは聞かない。「法令の定める範囲内で行われる限り言論の自由だ」。菅義偉官房長官がそう言っている。
「テロ行為」との表現は撤回したものの、民主国家の政治家としての「常識」を欠くかのように、重ねてデモを批判した石破氏の発言は許し難い。
政権を担う与党の幹事長として、市民がなぜ声を大にして法案反対を叫ぶのかに、むしろ思いを致すべきではないのか。
野党がこぞって責任を追及し、併せて法案の慎重審議をも求めるのは当然のことだ。
法案をめぐっては世論調査で不安を抱く民意が示され、11月下旬の福島での公聴会でも反対や慎重審議を求める声が相次いだ。だが、その翌日に与党は採決を強行し衆院を通過させた。
「数の力」を背景に、同じように参院でも審議を尽くさず強行突破を図るようなら、それこそ「民主主義とは相いれない」。違いますか、石破さん。
2013年12月04日水曜日
河北新報 社説より2013・12・4
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/12/20131204s01.htm
石破氏 秘密保護法案反対デモ「テロと変わらない」と暴言!ブログで。デモがテロか!!?
映画愛する皆さん、秘密法案反対を!山田洋次監督、宮崎駿監、吉永小百合さん、高畑勲監督、大竹しのさん
秘密法案に反対続々、人権脅かす 学者、弁護士、NGO
河北新報より
………………………
特定秘密保護法案をめぐり、記者会見する劇作家の平田オリザ大阪大教授(右から2人目)ら=3日午後、東京都千代田区
特定秘密保護法案をめぐり、学者や弁護士、非政府組織(NGO)が3日、東京都内で相次いで記者会見し、反対を表明した。「基本的人権と平和主義を脅かす」「日本が批准している国際人権規約に反している」などと法案の危険性をさまざまな角度から批判した。
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英氏らによる「特定秘密保護法案に反対する学者の会」は、11月28日に304人だった賛同者が2006人に達したと説明した。
会見した小熊英二慶応大教授(社会学)は、石破茂自民党幹事長のブログでの発言を批判。
2013年12月03日火曜日
河北新報より
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/2013120301002921.htm
ノーベル賞研究者ら、国内外2000人超が、秘密法案廃案賛同「戦後最大の民主主義の危機だ」
そら恐ろしい!
石破氏個人の本音か、自民党の体質か。
許し難い!
法案は言論弾圧、政治弾圧に
利用される可能性を示唆している。
河北新報 社説より2013・12・4
………………………………………………
政治家個人としての本音が漏れたのか、それとも、この巨大与党と政権が持つ体質の一端が表出したのか。いずれにしても、そら恐ろしい認識だ。
自民党の石破茂幹事長が、特定秘密保護法案に反対する市民らのデモについて「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」と、自身のブログにつづった。
主権者である国民の正当な意思表示の行動を、テロになぞらえ批判したのである。
その後、陳謝、訂正したとはいえ、その中でも大音量のデモは「本来あるべき民主主義の手法とは異なる」と再び批判した。
憲法が保障する言論と表現の自由を脅かしかねず、民主国家を担う与党指導者の見解としては、とても看過できない。
6日の国会会期末を控え、参院審議がヤマ場を迎える秘密保護法案については、秘密の定義が曖昧で、政府による恣意(しい)的な拡大解釈の懸念が拭えない。
法案はテロ防止に関する情報漏えいを阻止することも目的に掲げる。そのテロの定義も曖昧。政府に反対するデモもテロとして監視対象になるのかとの不安や疑念が起こるのは当然だ。
きのうの参院審議で参考人の江藤洋一氏(日弁連)は石破氏の発言に関連し「法案は言論弾圧、政治弾圧に利用される可能性を示唆している」と述べた。
石破発言が、そうした危うさを裏付けることになったことを政府・与党は重く受け止め、今後の審議に臨むべきだ。
石破氏は訂正ブログでも「一般の人に畏怖の念を与え、大音量で自己の主張を述べるような手法は、本来あるべき民主主義とは相いれない」と主張した。
当初のブログと合わせ、やり玉に挙げたのは「絶叫戦術」「大音量」という手法だ。
それなら、選挙運動での候補者の演説や選挙カーでの連呼は、テロとあまり変わりがないのでしょうか、石破さん。
デモの参加人数が膨らめば、示威行動なのだから大音量にならざるを得ない。このところの国会周辺デモで、法律・条例違反があったとは聞かない。「法令の定める範囲内で行われる限り言論の自由だ」。菅義偉官房長官がそう言っている。
「テロ行為」との表現は撤回したものの、民主国家の政治家としての「常識」を欠くかのように、重ねてデモを批判した石破氏の発言は許し難い。
政権を担う与党の幹事長として、市民がなぜ声を大にして法案反対を叫ぶのかに、むしろ思いを致すべきではないのか。
野党がこぞって責任を追及し、併せて法案の慎重審議をも求めるのは当然のことだ。
法案をめぐっては世論調査で不安を抱く民意が示され、11月下旬の福島での公聴会でも反対や慎重審議を求める声が相次いだ。だが、その翌日に与党は採決を強行し衆院を通過させた。
「数の力」を背景に、同じように参院でも審議を尽くさず強行突破を図るようなら、それこそ「民主主義とは相いれない」。違いますか、石破さん。
2013年12月04日水曜日
河北新報 社説より2013・12・4
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/12/20131204s01.htm
石破氏 秘密保護法案反対デモ「テロと変わらない」と暴言!ブログで。デモがテロか!!?
映画愛する皆さん、秘密法案反対を!山田洋次監督、宮崎駿監、吉永小百合さん、高畑勲監督、大竹しのさん
秘密法案に反対続々、人権脅かす 学者、弁護士、NGO
河北新報より
………………………
特定秘密保護法案をめぐり、記者会見する劇作家の平田オリザ大阪大教授(右から2人目)ら=3日午後、東京都千代田区
特定秘密保護法案をめぐり、学者や弁護士、非政府組織(NGO)が3日、東京都内で相次いで記者会見し、反対を表明した。「基本的人権と平和主義を脅かす」「日本が批准している国際人権規約に反している」などと法案の危険性をさまざまな角度から批判した。
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英氏らによる「特定秘密保護法案に反対する学者の会」は、11月28日に304人だった賛同者が2006人に達したと説明した。
会見した小熊英二慶応大教授(社会学)は、石破茂自民党幹事長のブログでの発言を批判。
2013年12月03日火曜日
河北新報より
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/2013120301002921.htm
ノーベル賞研究者ら、国内外2000人超が、秘密法案廃案賛同「戦後最大の民主主義の危機だ」