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『愛国心教育』など 『百害あって一利無し』だろう! 多田富雄著『寡黙なる巨人』安倍政権、愛国心教育。

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『愛国心教育』など

 『百害あって一利無し』だろう!

多田富雄著『寡黙なる巨人』 

  安倍政権、愛国心教育。

愛国心の教育など百害あって一利無しだろう。

愛国心教育というと、

必ず戦前と同じくナショナリズムに

陥ることは目に見えている。

戦争を知っている世代の人は、

こういう教育の恐ろしさに懲りているはずだ。





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阿修羅様より
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/842.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 11 月 06 日

『寡黙なる巨人』
2007年7月31日 第一刷発行
小林秀雄賞受賞
転載許可済


Amazon.co.jp: 寡黙なる巨人 (集英社文庫): 多田 富雄, 養老 孟司: 本

【愛国心とはなにか】

 愛国心は自然発生的に生まれるものである。おそらくは、人の生来の帰属本能の現れであり、遠くはそんなDNAに起因する本能的なものであろう。

 でも、どの国に帰属するかは、もちろん生まれ育った環境によって決まる。

 外国にいる日本人は、例外なく日本に対する愛国心を持っている。

離れたところで自分を客観的に見る機会があると、愛国心が見えてくるからであろう。

 一世、二世の方たちは、熱烈な愛国者である場合が多い。

 戦争で祖国に裏切られたにも拘らずだ。三世、四世になると育った国への帰属心に変わる場合が多い。愛国心のDNAは、環境に適応して発現する。

 愛国心の形成は、自国の伝統や歴史、文化に依存している。伝統や歴史を重んじる心、文化を尊ぶ心さえあれば、必ず愛国心は発現される。

 優れた科学者、芸術家は国を愛する心を持つ。キューリー夫人、ショパンなどの、祖国ポーランドへの帰属意識はいうまでもない例である。それは彼らの成果が、自国の文化に帰属するという心を持っているからだ。

 だから愛国心は、ほうっておいても育つ。伝統や歴史、自国の文化を愛する環境が培養器になるのだ。

 愛国心の教育など百害あって一利無しだろう。愛国心教育というと、必ず戦前と同じくナショナリズムに陥ることは目に見えている。戦争を知っている世代の人は、こういう教育の恐ろしさに懲りているはずだ。

 もしこのごろの若者に愛国心が欠如しているというのなら、愛すべき日本の伝統や文化が失われている証拠ではないかと疑うべきである。それこそ大人たちが、反省すべき点である。

 愛国心教育より、日本文化の立て直しのほうが大切である。

 その一つである地方文化が、無分別な市町村合併で崩れ去ろうとしている。大切な歴史的名称も失われてしまった。帰属意識の大きなよりどころが失われているのだ。地方都市の特性がなくなれば、愛郷心などない、はぐれものの世界になる。それがもう始まっている。愛国心など生まれる余地がない。

 本当に国を愛する心は、自国の文化を享受し、生まれた町や村を懐かしみ、国の歴史を客観的に見ることから、自然発生的に生まれる。そのとき自国が果たした歴史上の役割、他国に与えた痛みまで知ることによって、自国のアイデンティティーに対する帰属心が確立され、初めて健全な愛国心が生まれるのである。

 国を愛する心は、愛国心の押し付け教育によっては育たない。

 愛国心教育の議論は、戦前のナショナリズム教育賛美に陥ることにならぬよう留意すべきだと思う。愛国心のDNAが、健全に発現する文化的環境を作ることのほうが大切である。いまの教育改革などで、作られるものではない。p-148

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■多田 富雄(ただ とみお、1934年3月31日 - 2010年4月21日)は、日本の免疫学者、文筆家である。東京大学名誉教授。

50代になって執筆活動を多く行い始め、『免疫の意味論』(青土社、1993年)で大佛次郎賞[1]、『独酌余滴』(朝日新聞社、1999年)で日本エッセイスト・クラブ賞、『寡黙なる巨人』(集英社、2007年)で小林秀雄賞を受賞。

能の作者としても知られ、自ら小鼓を打つこともあった[1]。作品に脳死の人を主題にした『無明の井』、朝鮮半島から強制連行された人を主題とした『望恨歌』、アインシュタインの相対性理論を主題とした『一石仙人』、広島の被爆を主題とした『原爆忌』がある。

2001年、滞在先の金沢にて脳梗塞となり声を失い右半身不随となる。しかし執筆意欲は衰えず、執筆活動を続けた[1]。晩年まで文京区湯島で永住した。

2006年4月から厚生労働省が導入した「リハビリ日数期限」制度につき自らの境遇もふまえて「リハビリ患者を見捨てて寝たきりにする制度であり、平和な社会の否定である」と激しく批判し、反対運動を行っていた。2007年12月には『わたしのリハビリ闘争 最弱者の生存権は守られたか』(青土社)を刊行した。

2007年には親しい多くの知識人とともに「自然科学とリベラル・アーツを統合する会」を設立し、自ら代表を務めた。

2010年4月21日、前立腺癌による癌性胸膜炎のため死去[1]。76歳没。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より

阿修羅様より 2010 年 11 月 06 日
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/842.html

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安全保障戦略に「愛国心」明記へ 自公が了承

朝日新聞デジタル

自民、公明両党は10日、政府の外交・安全保障政策の指針となる国家安全保障戦略(NSS)に、「愛国心」を明記する方針を了承した。国の安全保障政策が、個人の心の領域に踏み込むことにつながり、論議を呼びそうだ。

 政府がこの日の与党・安全保障に関するプロジェクトチーム(PT)にNSSの政府案を提示。その中で、国家安全保障を支える社会的基盤を強化する目的として、「国を愛する心を育む」と記した。

 これに対し公明党は、2006年の第1次安倍内閣下で成立した改正教育基本法に基づき、「我が国と郷土を愛する態度を養う」とするよう求めた。そのため「愛国心」に関する記述をすることは確認。具体的な表現ぶりについては、今後政府と公明党とで調整したうえで、17日をめどにNSSと防衛大綱を閣議決定することを了承した。

朝日デジタルより 2013・12・12
http://www.asahi.com/articles/TKY201312100267.html?ref=com_rnavi_srank

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安倍首相の家系は『アヘン戦争に加担』『明治維新の武器商人』吉田茂の養父。米国による日本支配の原点!?

いまなお「終わらない米国占領」という現実「吉田茂」という「米国への協力者」が日本サイドにいた。



憲法は【政府に対する命令である】民主主義でない安倍首相、議員、官僚らよ、この本を読みなさい、心して!



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