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ジブリ宮崎駿監督が 「憲法を変えるなどもってのほか」 戦争の愚かさと憲法改正反対の意思を。

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ジブリ宮崎駿監督が

  「憲法を変えるなどもってのほか」

戦争の愚かさと憲法改正反対の意思を。

  徴兵制についても、

「徴兵制をやればいいんだ」というようなことを

  言う馬鹿が出てくるんです。

そういう人たちには、50歳でも60歳でも

  「自分がまず行け」と言いたいです。




スタジオジブリが無料で発行する冊子「熱風」

(7月号)が話題となり、都内の書店では在庫切れが続出している。

宮崎駿監督が、「憲法を変えるなどもってのほか」というタイトルで、

戦争の愚かさと憲法改正反対の意思をつづっているのだ。

ゲンダイネット 2013年07月17日 より


ジブリ宮崎駿監督がミニコミ誌で「改憲反対」のなぜ

スタジオジブリが無料で発行する冊子「熱風」
(7月号)が話題となり、都内の書店では在庫切れが続出している。

宮崎駿監督が、「憲法を変えるなどもってのほか」
というタイトルで、戦争の愚かさと憲法改正反対の意思をつづっているのだ。


〈憲法を変えることについては、反対に決まっています。選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなん て、もってのほかです〉

〈もちろん、憲法9条と照らし合わせると、自衛隊はいかにもおかしい。おかしいけれど、そのほうがいい。国防軍にしないほうがいい。職業軍人なんて役人の大軍で本当にくだらなくなるんだから〉

さらに、徴兵制についても、

〈……「徴兵制をやればいいんだ」というようなことを言う馬鹿が出てくるんです。
(中略)そういう人たちには、50歳でも60歳でも「自分がまず行け」と言いたいです。
行きたくないなら、自分の息子を、息子がいなかったら孫を送れ。そうすれば、徴兵制というものが何だかわかるから〉

と歯に衣着せぬ物言いで 持論を展開している。

なぜ、監督は「憲法改正」について寄稿したのか。
スタジオジブリに改めて取材を申し込んだが、
「書かれていることがすべてです」という回答だった。

ジブリ作品について、映画批評家・前田有一氏はこう言う。

「最新作の『風立ちぬ』は、
航空技術者の堀越二郎をモデルとしたゼロ戦の開発秘話を描いていますが、

アメリカの飛行機を撃ち落とすなどの場面は全くない。
実在した人物を 主人公に、エンジンの各部品の震え方まで正確に描いていた。

アクションシーンを入れていたら、
軍国主義を肯定しかねない。
描かないことが思想の発露になっているのでしょう」



「宮崎駿全書」の著書がある映像研究家の叶精二氏はこう言う。

「宮崎監督の作品は現在の状況から先を読んで、
何を残していくべきか、どう向き合っていくかを描いている。

憲法についてモノを言うのも同じなのでしょう。

これまでの作品も、大津波のシーンがある『崖の上のポニョ』
(08年)の後、東日本大震災が起こっているし、

過去には放射能に汚染された世界を描いた『オンユアマーク』(95年)な ど、

まるで原発事故を予想したかのような作品も残している。

時代の先を読んでいますよね」

ゲンダイネット 2013年07月17日 より
http://spweb.gendai.net/news/view/108960

風立ちぬ 公式サイト
http://kazetachinu.jp/


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